====== バルサム瓶 ====== 現在テスト中だが、 摺り合わせ部を研磨すると漏れが少なくなる。 またワセリンも効果的で他にもいくつか試している。 調整した[[canada balsam]]を保存するための瓶。 本体の外側と蓋の内側を合わせるようになっており、 本体の内側にバルサムが付いても蓋がくっつかないようになっている。 本体と蓋は共栓(ともせん)になっており [[wpjp>すり合わせ]]構造によって高い気密性を実現している(->してねーよ!!)。 中に棒を落とし込んでおきこの棒で調整済みバルサムを取り出す。 材質は硼珪酸ガラスかソーダガラス。 日本で売ってるものは細長く不安定な形状をしているが理由はわからない。 海外で売ってるものは安定した形のものがあるが大きい。 バリエーションとして輪っかの付いたものがあるがどのように使うのかわからない。 バルサムを入れる以外にも接着剤の保存やアセトンを入れて洗浄瓶としても使えるかもしれない。 なおバルサム瓶では無いが有帽瓶もここに含めた。 ===== 関連事項 ===== * [[balsam bottle:leak_test]] * [[canada balsam]] * [[mounting:balsam]] ===== オススメ ===== 使用頻度が低いのであればバルサム瓶ではなく安価な[[screw top bottle]]をオススメする(具体的にはテスト中)。 その場合中身の取出は使い捨ての[[pipette tip]]が挿せる[[pipette]]を使うと良い。 バルサム瓶はフタの開閉が楽なので頻繁に使うには良いかもしれないが、 高価だしそのままでは漏れが酷くて使い物にならないのでシール剤を塗る必要がある(具体的にはテスト中)。 すり合わせ部が細かく研磨されていた方が漏れが少ない。 宮原計量器のものが一番すり合わせ部が細かいし安価なのでオススメしたい。 TGKと桝水のものは宮原のOEMかもしれない。 日本理化学器械のは購入してないので不明。 ===== 製品 ===== 輪っか無しのものだけ載せる。 {{:bottles:balsam_bottle-sansyo.jpg?400}} 三商 バルサム瓶 ==== 三商 ==== 容量: 30mL。 すり合わせ部がやや粗い。 その上値段が高い。 * [[https://san-web.co-sansyo.co.jp/sanweb/d/83-0125|メーカーサイト]] * [[https://www.monotaro.com/p/4266/3295/|モノタロウ]] {{:bottles:balsam_bottle-tgk.jpg?400}} TGK バルサム瓶 ==== TGK ==== 容量: 30mL。 すり合わせ部は細かい。 宮原計量器のにかなり似てるのでそっちが製造元ではないかと思ったがわからない。 ロゴ無し。 * [[https://www.tgk.co.jp/products/detail.php?product_id=64746|メーカーサイト]] ※写真は摺り合わせ部にワセリンが塗られているので透明っぽくなってる。中身はバルサムではない。 {{:no image.webp}} ==== 桝水 ==== 未購入。宮原計量器が製造元かもしれない。 [[https://masumizu-jp.com/|メーカーサイト]]に 取り扱いメーカーとして宮原計量器製作所が載っているので。 {{:bottles:balsam_bottle-miyahara.jpg?400}} 宮原計量器製作所 バルサム瓶 ==== 宮原計量器製作所 ==== 容量: 30mL。 輪付きと輪無しのバリエーションがある。 ロゴ無し。 アズワン品番: 65-0503-35。 すり合わせ部が細かくテストした中では一番良い。 * [[https://www.miyahara-keiryouki.com/cn3/cn21/pg622327.html|メーカーサイト]] * [[https://amzn.asia/d/9YbJSEM|A1ショップ < Amazon]] {{:no image.webp}} ==== 日本理化学器械 ==== 未購入。 高価なのでだれかお願いします。 30mL。 輪付きと輪無しがある。 アズワン品番: 65-8672-94。 {{:bottles:balsam_bottle-horiuchi.jpg?400}} 堀内製作所 有帽瓶 30mL。透明にすればよかったorz ==== 堀内製作所(有帽瓶) ==== バルサム瓶とは異なるが構造は似ている。 棒やピペットを中に落とし込まないなら使えるかもしれないが、 すり合わせがかなり粗く漏れが酷いので研磨したほうが良い。 ソーダガラス製で重い。 重心が低くて底が広く安定している。形がかわいい。 それ自体は安価だが研磨材の費用が掛かる。 * [[https://horiuchiseisakujo.co.jp/%E5%8F%96%E6%89%B1%E5%95%86%E5%93%81%E4%B8%80%E8%A6%A7/%E9%80%9A%E5%B8%B8%E3%82%AC%E3%83%A9%E3%82%B9%E8%A3%BD%E5%93%81/|通常ガラス製品 < 堀内製作所]] 容量は9mLと30mLがある。 色は茶、青、乳白、グリーン、透明の5色。 棒は付属していない。 ===== 防漏処理 ===== ==== 研磨する ==== 摺り合わせ部分が粗い商品の場合[[abrasive]]で研磨することで漏れを減らせる場合がある。 研磨の方法は、水で練った研磨材を少し塗り、フタを嵌めて手で回してスリスリする。 #1000ぐらいまでは効果がありそうだが、それ以上は無駄っぽい。 手研磨だと難しいかも? なお宮原計量器製作所のはかなり細かいので研磨は不要と思われる。下手にやると性能が落ちるかもしれない。 ==== シール剤を塗る ==== テスト中。 * [[vaseline]] * [[silicone grease]] * [[fluorine grease]] * フッ素加工 -> 面倒なのでやらない。 ===== 使い方 ===== * 本体と蓋はペアになっていて噛み合わせが調整されているので別の組み合わせで使わないこと。 * すり合わせ部にワセリンを塗ると良いらしい(テスト中)。-> ワセリンじゃなくて精製蝋だった。 * 中に棒やスポイトを落とし込む場合中に入れるバルサムの量は少しにする。底から 1cmぐらい? * 移動には付属の棒を使うのかもしれないが、うまく使える気がしない。私はピペットをを使ってる。 * ピペットを使う場合先端を少しだけ付ける。 * ピペットを使う場合、先端をバルサムに浸けた状態で空気を吹き出さない。泡ができる。 * アルカリ性の液体を入れないこと。 ===== 参考文献 ===== ~~REFNOTES~~ ===== Backlinks ===== {{backlinks>.}} ===== TODO =====