====== 漂白 ====== 工事中 検体を漂白剤に浸漬してある程度透明化する処理。 黒く不透明な検体の場合に行う。 光学顕微鏡は透過照明なので不透明だと観察できない。 漂白剤には[[hydrogen_peroxide]](オキシドールで良い)に促進剤として10%[[ammonia_water]]を添加したものを使う。 ===== 順番 ===== 私は長い間、[[dewaxing]]の後で漂白処理を行ってきたが、 ワックスが少ない検体で試してみたところ[[dewaxing]]の前に行っても問題なさそうだった。 そうすると脱ロウ剤->水への置換処理が省けるので少し手間が減る。 ワックスが多い検体でもできるかどうかは未調査。 そして、まだ十分テストされていないが、[[maceration]]の前に行っても良さそうだった。 [[maceration]]の前に行うと、黒くて不透明な検体の[[maceration]]の終了判定がやりやすくなる。 しかし漂白終了の判断は難しい。 軟弱個体の場合は[[maceration]]の前に行う。 -> どこかにまとめる。 ※多くの黒いコナジラミの蛹殻は覆面側が透明な場合が多いが、イヌツゲクビレコナジラミの用に両面とも黒い種もある。 ===== 道具 ===== * 容器は[[glass dishes]]でも[[plastic dishes]]でも良い。 * [[microscooper]]や[[microbrush]]。気泡が発生し検体が浮いてくるので[[pipette]]は使いづらいと思う。気泡があるとチップの壁面にくっつきやすいし。 * [[hydrogen_peroxide]] * [[ammonia_water]] 透明な容器でかつ加温する場合は[[anti-fogging]]処理を施すとフタをしたまま中が見れて便利(テスト中)。 またプラスチック容器の場合は[[plastic dishes#濡れ性の改善]]を行うと見やすくなるかもしれない(テスト中)。 ===== 手順 ===== 容器に検体と[[hydrogen peroxide]]と[[ammonia water]]を入れしてしばらく置く。 加温する場合はフタをする。 ときどき観察して、完了した個体から順番に[[microscooper]]等を使ってすくい上げる。 常温でも加温しても良い。 処理時間は設定温度60度に加温しておよそ30分〜2時間ぐらいか? -> 種ごとに例を挙げる。 どれくらいの濃度に仕上げるか? 濃いと生物顕微鏡で見づらい。 ちょっと薄めな感じで良いと思う。 写真 [[maceration]]の前に行う場合、[[maceration]]でも漂白されるので、濃いめに引き上げる必要がある。 ===== 参考文献 ===== ~~REFNOTES~~ ===== Backlinks ===== {{backlinks>.}} ===== TODO =====