====== オススメのピペット ======
いろいろ作ってみたが、まだ実用テストしてない
ノズルとは言わないっぽい。
[[:decantation]]、[[:specimen_transferring]]、バルサム滴下用。
===== 排液、検体移動用 =====
[[:decantation]]、[[:specimen_transferring]]用には
[[:pipette tip]]と[[:syringe]]を使ったシステムを推奨したい。
{{:pipette:pipette-recommendation-8.jpg?400x300}}
オススメのピペットシステム。
上:1mL[[:pipette tip]]+5mL[[:syringe]]、
中:1mL[[:pipette tip]]を極細口に改造したもの+2.5mL[[:syringe]]、
下:1mL[[:pipette tip]]を太口改造したもの+2.5mL[[:syringe]]。
[[:syringe]]にはアダプターが付けてあり、中にバネが仕込んである。
2.5mL[[:syringe]]には鉛筆用のグリップが付けてある(赤いやつと青いやつ)。
[[:pipette tip]]は1mL、[[:syringe]]は2.5mLか5mL。
シリンジは単なる[[:pipetter]](空気ポンプ)として使う。
つまり液体はピペットチップ内にとどめ、シリンジ内部に入らないように運用する。
シリンジとピペットチップは直接つなげられないので、アダプター([[:pipette:adapter:luer-1ml]])が必要になる。
シリンジには操作性を向上させるため少し手を加える。
シリンジの内部にバネを仕込み[[:spring-loaded_syringe]]化する。
[[:syringe:gasket]]には[[:silicone grease]]を塗布。
鉛筆用のグリップを嵌めると持ちやすくなる。
等。
詳細は[[:syringe:usage]]を参照。
極細口ノズルはピペットチップの先端を溶かして作る。詳しくは[[:pipette:bore narrowing]]参照。
太口はピペットチップの先端をカットして作る。詳しくは[[:pipette:bore widening]]参照。
小容量の場合は100μLまたは200μL[[:pipette tip]]を使ったシステムの方が良いかもしれない。
{{:pipette:pipette-recommendation-9.jpg?400x300}}
オススメの小容量ピペットシステム。
上から3番目は[[:gel loading tip]]。極細口の代わりに使える。
100μLチップは[[:luer syringe]]に直接挿せるが、チップがあまり一般的ではなく今後供給されるかどうか怪しい。
200μLチップを[[:luer syringe]]に挿すにはアダプター([[:pipette:adapter:luer-200ul]])が必要になる。
極細口には、[[:gel loading tip]]を使うこともできる。
極細口ノズルを作るのが難しい場合は代替案として
[[:gel loading tip]](200μLのみ)、
および[[:tube nozzle]]を提案しておく。
[[:gel loading tip]]は挿すだけなので簡単だが、口径が制限される(0.3mm)ことと、それなりに費用が掛かる等のデメリットがある。
[[:tube nozzle]]はピペットチップを少しカットして差し込むだけなので簡単だが、
段差ができる、
透明度が下がる、
口径は0.3mm以上、
ちょっと長いかも等、
使い勝手は少し落ちるかもしれない。
{{:pipette:adapter:1ml-tube.jpg?400x300}}
1mLチップの先端に[[:tube nozzle]]を挿したところ
ピペッターの代替案としては[[:fixed volume micropipette]]が使えるが、
比較的安く入手するには海外から購入代行業者を利用する必要がありかなり面倒。
{{:pipette:lilpet.jpg?400x300}}
上: [[:lilpet]] MM-1000 (1000μL)、
下: [[:lilpet]] LIL-200 (200μL)
===== バルサム滴下用 =====
検討中。
バルサムというかマウンティングメディア。
[[:mounting]]時に、
スペーサーを使うことにしたので、
厚みとカバーガラスの大きさで
必要なメディアの量が決まってくる。
細かくは濃度とかでけっこう変わると思うが。
そこで、ピペットで一定量計って滴下しようかと目論んでいる。
ピペットチップは使い捨てることにする。
濃度で変わることから、
精度を上げても意味がなさそうだし、
簡易的な道具にしたい。
小容量のシステム(1mLシリンジ+100μLチップか200μLチップ)を使い、
ゲージを作っておいてそれとチップ内のメディアの量を肉眼で比較するといった方法を考えている。
===== Backlinks =====
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