maceration
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| maceration [2026/03/24 03:57] – Konajirami-ya | maceration [2026/04/18 11:22] (現在) – Konajirami-ya | ||
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| ====== 軟化 ====== | ====== 軟化 ====== | ||
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| - | <WRAP center round todo 60%> | ||
| - | アルカリ電解水とリンレイのウルトラハードクリーナーをテスト中。 | ||
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| 検体を強アルカリに浸漬し外皮を残して中の組織を溶かす処理。 | 検体を強アルカリに浸漬し外皮を残して中の組織を溶かす処理。 | ||
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| 個体差があるため処理が済んだものから、掬い上げて[[purified water]]に落とす。 | 個体差があるため処理が済んだものから、掬い上げて[[purified water]]に落とす。 | ||
| 常温でも可能だがかなり時間が掛かるので60℃程度で加温した方が早くて良い。 | 常温でも可能だがかなり時間が掛かるので60℃程度で加温した方が早くて良い。 | ||
| - | 処理は不可逆で、やり過ぎると黒いものが透明になったり斑紋が消えたり外皮が崩れたりする。 | + | 処理は不可逆で、やり過ぎると黒いものが透明になったり斑紋が消えたり外皮が崩れたりするので注意する。 |
| 黒い検体は[[bleaching]]を先に(緩めに)した方が良さそう。 | 黒い検体は[[bleaching]]を先に(緩めに)した方が良さそう。 | ||
| 特に丸まってしまう軟弱な個体の場合。 | 特に丸まってしまう軟弱な個体の場合。 | ||
| - | 軟化を先にやると終了判定が難しいため、軟化をやり過ぎてしまうのではと思っている。 | + | 軟化を先にやるとうまく行かないことが多い(漂白時に丸まってしまう)。 |
| + | 黒いと軟化の終了判定が難しいため、やり過ぎてしまうのではと思っている。 | ||
| ===== 関連事項 ===== | ===== 関連事項 ===== | ||
| 行 25: | 行 21: | ||
| * 処理容器2つ。軟化用と水洗用。 | * 処理容器2つ。軟化用と水洗用。 | ||
| - | * [[alkali]]。 | + | * [[alkali]]溶液。 |
| * [[purified water]]。 | * [[purified water]]。 | ||
| * [[pipette]]。排液用と移動用。 | * [[pipette]]。排液用と移動用。 | ||
| * [[microbrush]]。[[inoculation loop]]では拾えない場合がある。 | * [[microbrush]]。[[inoculation loop]]では拾えない場合がある。 | ||
| * [[hot plate]]。加温する場合に必要。 | * [[hot plate]]。加温する場合に必要。 | ||
| - | * [[stereo microscope]]。(半)透過照明可能なもの。 | + | * [[stereo microscope]]。(半)[[darkfield transmitted illumination]]可能なもの。 |
| ===== 手順 ===== | ===== 手順 ===== | ||
| + | |||
| + | 前の工程は[[dewaxing]]か[[bleaching]]。 | ||
| (1) 検体を処理容器に移動する。[[specimen transferring]]参照。 | (1) 検体を処理容器に移動する。[[specimen transferring]]参照。 | ||
| 行 38: | 行 36: | ||
| 前の工程が[[dewaxing]]の場合は[[etoh]]ですすぐ(-> | 前の工程が[[dewaxing]]の場合は[[etoh]]ですすぐ(-> | ||
| - | (2) 10%[[koh]]水溶液もしくは代替品を1mL程度加える。 | + | (2) 10%[[koh]]水溶液もしくは代替品(後述)を1mL程度加え、設定温度60℃程度に加温し(常温でも可)静置する。 |
| - | 量は蒸発し切らないように必要なだけあればよく、容器の種類や処理時間にもよる。 | + | アルカリ溶液の量は容器の漏れ具合にもよるが、ときどき観察して少なくなったら[[purified water]]を追加すれば良い。 |
| - | ときどき観察して少なくなったら[[purified water]]を追加しても良い。 | + | 黒くて丸まりやすい検体の場合常温で薄めのアルカリ溶液を使用する(実験中)。 |
| - | (3) 設定温度60℃程度に加温し(常温でも可)数分から8時間程度おく。 | + | (3) [[stereo microscope]]でときどき観察しながら、 |
| - | この間ときどき観察する。 | + | 完了したもの(判断基準は後述)から[[microbrush]]で掬い上精製水の入った別の容器に落とす。 |
| + | 処理時間は通常は30分から1時間30分程度? | ||
| + | [[rinrei_ultra_hard_cleaner]]は10%[[koh]]と同じように使えるようだ。 | ||
| + | [[alkaline_electrolyzed_water]]の場合は6倍程度(再テスト!)の時間を要する。 | ||
| + | また加温しない場合も6倍程度(再テスト!)の時間を要する。 | ||
| - | (4) 実体顕微鏡でときどき観察しながら、 | + | (5) **水洗**。そのまま精製水に浸けて常温で30分以上静置した後、 |
| - | ある程度透明になったものから | + | 精製水を入れ替えてもう30分静置する。 |
| - | [[microbrush]]で掬い上精製水の入った別の容器に落とす。 | + | |
| - | (5) そのまま精製水に浸けて、しばらく放置する(時間!!)。 | ||
| - | 水洗する。 | ||
| + | 次の工程は[[acidification]]だ。 | ||
| - | + | <WRAP tdl right 40%> | |
| - | <WRAP tdl right 40%> | + | [[contact lens case]] |
| - | [[yamadakagaku_926]] | + | |
| </ | </ | ||
| ===== 容器 ===== | ===== 容器 ===== | ||
| 行 62: | 行 61: | ||
| フタ付きの浅いポリプロピレン製容器が良い。 | フタ付きの浅いポリプロピレン製容器が良い。 | ||
| 容量はコナジラミの場合は5mLぐらいが良いと思う。 | 容量はコナジラミの場合は5mLぐらいが良いと思う。 | ||
| - | ガラス性はアルカリに侵されるので使わないこと。 | + | ガラス性はアルカリに侵されるので使わない方が良いと思うが、文献では[[borosilicate glass]]製の[[test tube]]が紹介されていたりするので、大丈夫なのかもしれない。 |
| ポリスチレン製の容器も使え、透明度が高いので良いかと思ったが、曇りを防止するのが難しく結局フタを開けることになるのであまり意味はなかった。有機溶剤に溶けるのでやらかすことが多いし。 | ポリスチレン製の容器も使え、透明度が高いので良いかと思ったが、曇りを防止するのが難しく結局フタを開けることになるのであまり意味はなかった。有機溶剤に溶けるのでやらかすことが多いし。 | ||
| - | 写真の[[yamadakagaku_926]]で十分だと思う。 | + | 写真の[[contact lens case]]は少し漏れ量が多かったり軽くて扱いづらい面もあるが十分使えると思う。 |
| <WRAP clear/> | <WRAP clear/> | ||
| 行 80: | 行 79: | ||
| * [[https:// | * [[https:// | ||
| - | [[rinrei_ultra_hard_cleaner]]も使えると思う。ホームセンターで販売されている。 | + | [[rinrei_ultra_hard_cleaner]]も問題なく使えそう。 |
| 主成分は[[naoh]]2.5%と[[koh]]0.8%。 | 主成分は[[naoh]]2.5%と[[koh]]0.8%。 | ||
| - | テスト中だが今のところ問題はなさそう。 | + | ホームセンター等で販売されており入手が容易。 |
| [[alkaline_electrolyzed_water]]も使えなくはないが、気持ち6倍程度の時間が掛かる。設定温度60℃に加温して8時間〜48時間とか。 | [[alkaline_electrolyzed_water]]も使えなくはないが、気持ち6倍程度の時間が掛かる。設定温度60℃に加温して8時間〜48時間とか。 | ||
| + | -> いろいろあって短くなった。 | ||
| 行 92: | 行 92: | ||
| ===== 終了判定 ===== | ===== 終了判定 ===== | ||
| - | ある程度透明になって油滴が残るような状態。 | + | **黒くて丸まりやすい検体の場合は**、丸まり始めたら多少黒くても掬う。やむおえない。 |
| - | -> 写真!! | + | |
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| - | 処理は不可逆で、やり過ぎると後戻りできないので注意すること。 | + | |
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| - | 斑紋がある個体の場合、やり過ぎると斑紋が消えてしまうので注意。 | + | |
| - | 早めに掬い上げる。 | + | |
| - | + | ||
| - | 黒い軟弱な個体の場合、やり過ぎると丸まってしまうので注意。 | + | |
| - | 丸まりそうになったら掬い上げる。 | + | |
| - | + | ||
| - | ===== 処理時間 ===== | + | |
| - | + | ||
| - | koh処理時間 | + | |
| - | + | ||
| - | 丈夫なコナジラミの蛹殻の場合 | + | |
| - | 60℃設定で、1時間〜8時間ぐらい。 | + | |
| - | 常温で行うと、4〜8倍程度(-> | + | |
| - | アルカリ電解水の場合、4〜8倍程度(-> | + | |
| - | + | ||
| - | + | ||
| - | 水洗時間 | + | |
| - | + | ||
| - | + | ||
| + | **黒くて丈夫な検体の場合**、いい加減の濃度になるまで行えば良さそう。 | ||
| + | その頃には軟化は十分完了しているようだ。 | ||
| + | やり過ぎると透明になってしまうので注意。 | ||
| + | **白い検体の場合**、多様やり過ぎても染色するため大丈夫。 | ||
| + | あまりやり過ぎないようにすれば良い。 | ||
| + | **斑紋がある検体の場合**、やり過ぎると斑紋が消えてしまうので早めに切り上げる。 | ||
| + | ある程度透明になればヨシとし油滴が含まれていても良い。 | ||
| + | もし足りなければ後から追加でやるようにする。 | ||
| 行 128: | 行 112: | ||
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| - | <WRAP hide> | ||
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| - | 検体を強アルカリ(10%[[koh]]等)に浸けて加温し、 | ||
| - | 透明になるまで(1時間〜8時間ほど? | ||
| - | または常温で1晩浸けてその後短時間加熱する方法もある。 | ||
| - | または常温でもおそらく可能だが、ものによってはかなり時間が掛かる。 | ||
| - | |||
| - | あらかじめ[[preparation: | ||
| - | 針等で穴を開ける方法もある。 | ||
| - | コナジラミでは現在やっていないがコナジラミの外皮が丈夫なため長時間KOH処理をしても大丈夫なのかもしれない。 | ||
| - | 軟弱な個体では必要になるかもしれない。 | ||
| - | |||
| - | 強アルカリには一般的には10%[[koh]]が使用されるが、[[naoh]]でも良いし、 | ||
| - | 濃度は薄くても良い。 | ||
| - | [[naoh]]0.18%相当の[[alkaline electrolyzed water]]でもできそうだが(現在テスト中)、温度を上げないと時間が掛かかりそう。 | ||
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| - | 終了の判定が難しい。 | ||
| - | 特に背面と腹面が両方とも黒い検体は難しい。 | ||
| - | 先に[[bleaching]]を行った方が良いかもしれない。 | ||
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maceration.1774292262.txt.gz · 最終更新: 2026/03/24 03:57 by Konajirami-ya
