水蒸気に関する防曇処理。 水蒸気で無い場合は別記事(リンク!!)。
フタが透明な容器を使い加熱して水蒸気が発生する処理(軟化、漂白)を行うとき、 防曇処理を行えばフタをしたまま実体顕微鏡で観察できて便利である。 室温で処理する場合や全体を均一に温められる場合は曇ることはないので必要ない。 いくつか防曇フィルムなどを試してみたがあまり効果は無く、 今のところ中性洗剤を使った方法が効果的であるので、 それについて述べる。
→ 分かりやすい写真に差し替え!
いくつかの防曇剤のテスト。
下段中央が中性洗剤。
詳細はnote-1参照。
実際には水の膜ができて表面がうねっているため高倍率での観察は見づらくなる。 実体顕微鏡で透過照明、20倍くらいまでなら何とかなるか? フタの裏に溜まった水は速やかに垂れていった方が、膜が薄くなってうねりも少なくなると思う。 PandaHall ポリスチレン製丸底ビーズ保存容器 9mLでは端の方から壁を伝って垂れていくようで、特に工夫しなくてもそのまま使えそう。
防曇剤は時間とともに少しずつ流れていくと思われるが案外長持ちする。 条件によると思われるが6時間程度は大丈夫そうな感じ。 加熱温度60℃、室温27℃前後、ホットプレートはカバーを掛けて使用。 詳細は…を参照されたい。
薬液処理の開始時に毎回以下の防曇処理を行う。 ただし軟化から漂白に移るとき(あるいは逆のとき)は、防曇処理をやり直す必要はない。
綿棒に吸い取られても余剰が出るくらいたっぷり垂らす。余剰が出ないようなら追加する。
フタをしたまま実体顕微鏡で観察する。 透過照明を用いる(これはフタを取って観察する場合も同じ)。 倍率を上げても良く見えない。20倍程度が限度。
===== 参考文献 ===== ~~REFNOTES~~
===== TODO =====