パスツールピペット Author: Beliason? Licensed under CC BY-SA 3.0
元々はガラス管の一端を細く加工してノズルとし反対側にピペットバルブを取り付けたものだが、 プラスチック管を用いたものやポリエチレン製の一体成形のものもある。 スポイトとの違いが良くわからないが、 実験室で使うためのより細かい作業に向いたものだと思う。 トランスファーピペットと呼ばれるものもある。
加工にバーナー等の道具や熟練が必要だったり、割れやすい等のデメリットがあるが、 殺菌が容易というのは圧倒的なメリットかもしれない。 私は使ったことが無く詳細はわからない。 YouTubeに作り方の動画があったので参考までに載せておく。
細いものはキャピラリーというようだがよくわからない。
ポリスポイトとも言えるが肉厚が薄く、細かい制御ができる。 かなり口径の細いものも存在するようだが調べてない。 ガラス製に比べると柔らかくて割れないというメリットがあるが、 透明度や耐熱性が低い。
ポリエチレン製の2mLスポイトを加工して作る。 ポリエチレンチューブからでも作れるがポリスポイトの方が肉厚が良い感じ。 加工方法は、元からあるバルブ部分をカットして1mLピペットバルブを嵌め、 ノズル部分はピペットチップの細口加工と同様に細口に加工する。 火力は強めにした方が良いかもしれない。
1mLシリンジのバレルを改造してピペットバルブを挿せるようにして、 先端に1mLピペットチップを挿せるようにしたもの。
1mLピペットチップに直接1mLピペットバルブを付ける方法。 これはTarsonsチップでできるが、ビオラモラクラチップでは翼の部分が大きすぎてできない。 ピペットチップ側の方がかなり太いのでピペットバルブは強引に嵌める。 実用的には1mLチップ延長チューブにピペットバルブを嵌め、その先に1mlチップを嵌めると良い。