SpecimenWiki

Sampling, preparation, labeling, storage and sending

ユーザ用ツール

サイト用ツール


bleaching

差分

このページの2つのバージョン間の差分を表示します。

この比較画面へのリンク

次のリビジョン
前のリビジョン
bleaching [2025/02/14 13:42] – 作成 Konajirami-yableaching [2025/02/21 10:49] (現在) Konajirami-ya
行 1: 行 1:
 ====== 漂白 ====== ====== 漂白 ======
 +
 +<WRAP center round todo 60%>
 +工事中
 +</WRAP>
 +
 +検体を漂白剤に浸漬してある程度透明化する処理。
 +黒く不透明な検体の場合に行う。
 +光学顕微鏡は透過照明なので不透明だと観察できない。
 +漂白剤には[[hydrogen_peroxide]](オキシドールで良い)に促進剤として10%[[ammonia_water]]を添加したものを使う。
 +
 +===== 順番 =====
 +
 +私は長い間、[[dewaxing]]の後で漂白処理を行ってきたが、
 +ワックスが少ない検体で試してみたところ[[dewaxing]]の前に行っても問題なさそうだった。
 +そうすると脱ロウ剤->水への置換処理が省けるので少し手間が減る。
 +ワックスが多い検体でもできるかどうかは未調査。
 +そして、まだ十分テストされていないが、[[maceration]]の前に行っても良さそうだった。
 +[[maceration]]の前に行うと、黒くて不透明な検体の[[maceration]]の終了判定がやりやすくなる。
 +しかし漂白終了の判断は難しい。
 +
 +軟弱個体の場合は[[maceration]]の前に行う。
 +-> どこかにまとめる。
 +
 +※多くの黒いコナジラミの蛹殻は覆面側が透明な場合が多いが、イヌツゲクビレコナジラミの用に両面とも黒い種もある。
 +
 +===== 道具 =====
 +
 +  * 容器は[[glass dishes]]でも[[plastic dishes]]でも良い。
 +  * [[microscooper]]や[[microbrush]]。気泡が発生し検体が浮いてくるので[[pipette]]は使いづらいと思う。気泡があるとチップの壁面にくっつきやすいし。
 +  * [[hydrogen_peroxide]]
 +  * [[ammonia_water]]
 +
 +透明な容器でかつ加温する場合は[[anti-fogging]]処理を施すとフタをしたまま中が見れて便利(テスト中)。
 +またプラスチック容器の場合は[[plastic dishes#濡れ性の改善]]を行うと見やすくなるかもしれない(テスト中)。
 +
 +===== 手順 =====
 +
 +容器に検体と[[hydrogen peroxide]]と[[ammonia water]]を入れしてしばらく置く。
 +加温する場合はフタをする。
 +ときどき観察して、完了した個体から順番に[[microscooper]]等を使ってすくい上げる。
 +
 +常温でも加温しても良い。
 +
 +処理時間は設定温度60度に加温しておよそ30分〜2時間ぐらいか?
 +-> 種ごとに例を挙げる。
 +
 +どれくらいの濃度に仕上げるか?
 +濃いと生物顕微鏡で見づらい。
 +ちょっと薄めな感じで良いと思う。
 +写真
 +
 +[[maceration]]の前に行う場合、[[maceration]]でも漂白されるので、濃いめに引き上げる必要がある。
 +
  
 <WRAP hide><nowiki> <WRAP hide><nowiki>
bleaching.1739508128.txt.gz · 最終更新: 2025/02/14 13:42 by Konajirami-ya