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staining:acid_fuchsin

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staining:acid_fuchsin [2025/03/20 03:18] Konajirami-yastaining:acid_fuchsin [2026/04/18 13:19] (現在) Konajirami-ya
行 1: 行 1:
 ====== 染色(酸性フクシン) ====== ====== 染色(酸性フクシン) ======
 +
  
 <WRAP center round todo 60%> <WRAP center round todo 60%>
行 7: 行 8:
  
 白い検体(処理すると透明になる)の場合に染色を行う。 白い検体(処理すると透明になる)の場合に染色を行う。
-酸性フクシンによる染色は[[:canada balsam]]等有機溶剤系封入材で封入する場合の代表的な方法。 +[[:acid fuchsin]]による染色はアブラムシ、カイガラムシ、コナジラミ等を 
-水溶性の封入材の場合は使えない(ソース!!)+[[:canada balsam]]で封入する場合の代表的な方法。
  
 +文献に載っている方法とは若干違うが、私が行っている方法を紹介する。
 +簡単に言うと、
 +溶媒は[[:gaa]]で、染色液は極めて薄いものを使い(0.001%)、
 +加温して長時間(8時間以上)掛けて処理する。
 +そのため容器は漏れの少ない[[:soaking tube]]を使用する。
  
-===== 染色するかどうか ===== +<WRAP hide> 
 +<nowiki> 
 +-> 
 これは[[:staining]]に書くべきか。 これは[[:staining]]に書くべきか。
- 
-アブラムシ、カイガラムシ、コナジラミ等では[[:acid fuchsin]]による染色が標準的に使用されている。 
- 
 斑紋が重要な場合、 斑紋が重要な場合、
- 
 位相差顕微鏡で観察する場合はやらなくても良いと書かれている文献もある[(schauff2001>>page:41)]。 位相差顕微鏡で観察する場合はやらなくても良いと書かれている文献もある[(schauff2001>>page:41)]。
 基本透明で一部に斑紋がある場合はどうして良いのかわからないがとりあえず少しやることにするかな?  基本透明で一部に斑紋がある場合はどうして良いのかわからないがとりあえず少しやることにするかな? 
 +</nowiki>
 +</WRAP>
  
  
 +===== 用具 =====
  
-===== 手順 =====+<WRAP tdl right 40%>{{:no_image.webp?400x300|}} 
 +道具一式の集合写真 
 +</WRAP> 
 +  * 1.5〜5mLくらいの[[:soaking tube]] 
 +  * [[:gaa]] 
 +  * [[:acid fuchsin]] 0.01と0.001% 染色液。数が多い場合は0.01%を使う。 
 +  * 細口[[:pipette]] 
 +  * [[:hot plate]] 
 +  * [[:microtube holder]] ホットプレートに収められる小型のもの。 
 +  * 吸着剤(下記)。濃くなりすぎた時に脱色するのに使う。 
 +  * [[:tweezers]] 吸着剤を扱うときに使う 
 +<WRAP clear/>
  
-<WRAP center round todo 60%> +<WRAP tdl right 40%>{{:staining:staining-02.jpg?400x300|}} 
-見直し。+濃くなり過ぎたときに使う吸着剤。鶏卵の卵殻膜を小さく切ったもの。  
 +</WRAP> 
 +吸着剤は鶏卵の卵殻膜をあらかじめ以下のように調整ておく 
 +  - ゆで卵を作ったときに、卵殻膜(薄皮)を取り出す。 
 +  - 取り出した卵殻膜を10%ぐらいの[[:acetic acid]]に1日ぐらい浸けて卵殻の成分(炭酸カルシウム)を溶かす。 
 +  - 水洗、乾燥する 
 +  - 小さく切ってケースに入れておく。長期間保存できる。 
 +<WRAP clear/>
  
  
-</WRAP>+===== 手順 =====
  
 +前工程は[[:dewaxing]]で[[:soaking tube]]に入っているとする。
  
-一般的に行なわれ方法と少し違うが、私は以下ように処理している。 +複数個体まとめ処理す場合同種大きさの揃たものをまとめと 
-文献に載てい方法だどうもうまく行かない。 +(個別うことしないので)
--> アルカリがなかなか落ちないのかもしれない。 +
-コナジラミが種類よって染まりにくいということかもない。+
  
-[[:dewaxing]]と[[:acidification]]後に行う。 +(1) 前工程で使用した脱ロウ剤を細口[[:pipette]]を使って慎重に[[:decantation]]する(検体込んだり潰したりしないように)
-[[:acidification]]を完全行うために、 +
-ごく少量の[[:acid fuchsin]]を入れておくと判断しやすかもない。+
  
-**染色開始**+<WRAP tdl right 40%>{{:staining:staining-01.jpg?400x300|}} 
 +</WRAP> 
 +(2) 次に(すすぐ必要はない)、[[:gaa]]を0.2〜0.5mLくらい加える。 
 +[[:gaa]]の量はそれほど多くなくて良い。 
 +多いとチューブ越しに[[:stereo microscope]]で観察しづらくなる。
  
-温す場合ねじ込み式フタ等漏れ少な容器を使う([[:polypropylene]]製の[[:plastic dishes]]等)+さらに、[[:acid fuchsin]]染色液をえフタをしっかり閉め。 
 +染色液の量0.001%を検体数の1/2から同程度の滴数(検体が6個の場合3〜6滴)とする。 
 +検体の数が多場合は0.01%を使う。 
 +かなり薄いように見えるがこれで良い。 
 +1滴の量!!
  
-同じような大きさの検体まとめ処理する。+<WRAP clear/> 
 +<WRAP tdl right 40%>{{:preparation:dewaxing-3.jpg?400x300|}}</WRAP> 
 +(3) マイクロチューブホルダーに固定し[[:hot plate]]に入れ60℃設定で8時間ほど静置する。 
 +ときどき観察する。 
 +<WRAP clear/>
  
-[[:decantation]]し、[[:acetic acid]]を 0.5〜1mLぐらい加え +<WRAP tdl right 40%>{{:bottles:microtube_holder-06.png?400x300|}}</WRAP> 
-すぐ必要はない。+[[:stereo microscope]]で状態場合は図のように、 
 +マイクロチューブを斜めに保持して水平な液面の下に検体が来るようにするといくら見やい 
 +(液体の量が多いとこれができない) 
 +<WRAP clear/>
  
-0.01%〜0.1%[[:acid fuchsin]]染色液1〜数滴える。 +<WRAP tdl right 40%>{{:no image.webp?400x300|}}</WRAP> 
-フタをする。 +【薄い場合】 
-加温ながら様子を見る(〜1時間?)+8時間ぐらいおいても薄い場合は、0.001%[[:acid fuchsin]]を加し様子を見る。 
 +<WRAP clear/>
  
-<wrap em>氷酢酸は可燃性火気、静電気等注意すること。 +<WRAP tdl right 40%>{{:no image.webp?400x300|}}</WRAP> 
-た刺激臭がかなりい。</wrap>+【斑にった場合】  
 +途中ることも多く、その場合は平均すると良い染り具合になりそうと思った時点で、 
 +薬液を[[:gaa]]に置き換え、そのまま加温を続ける。 
 +8時間ぐら置く 
 +<WRAP clear/>
  
-斑に染まっるが全体平均れば良いかなという状態で終了する。+<WRAP tdl right 40%>{{:staining:staining-05.jpg?400x300|}} 
 +濃すぎる。 
 +</WRAP> 
 +【濃くなりすぎてしまった場合】 
 +途中で濃なり過ぎたと思ったら、 
 +薬液ただの[[:gaa]]に置き換え、 
 +吸着剤(卵殻膜)を何枚か投入し加温して静置る。 
 +かなり時間が掛かるが色素が吸着剤に移る。 
 +と[[:biological microscope]]で観察したときにコントラストが低くく見づらい 
 +<WRAP clear/>
  
 +<WRAP tdl right 40%>{{:staining:staining-07.jpg?400x300|}}
 +これぐらい。
 +</WRAP>
 +【ええ感じにそまったら】終了。
 +<WRAP clear/>
  
-**均し** 
  
-[[:decantation]]し、新しい[[:acetic acid]]に入れ替える。 +===== 注意点 =====
-加温しながら8時間ぐらい放置すると斑が消えて平均的に染まる(**均し**)。 +
-均しは時間が掛かる。+
  
 +  * [[:gaa]]は可燃性なので扱いには注意すること。
 +  * フタを開けるときは少し冷ましてからの方が良い。
 +  * 次の[[:clearing]]に時間を掛けないこと。5分程度行った後、すぐにマウントする。 -> クローブオイルの品質の問題もあるか?
  
-脱色は少し時間が掛かるので、 
-染色を早めに切り上げて均しに移行し、 
-薄かったら再度染色というのを繰り返すと良いかもしれない。 
  
-常温でもできると思うが時間は調べないとわからない。 
-すごい時間掛かりそう。 
  
-どれぐらいの濃度で仕上げるか。 +===== 課題 =====
-濃いとすごく見にくいので、薄めが良いと思う。 +
-写真!!+
  
 +  * 脱ロウと同時にできない?
 +  * なにかバッファ的なものを入れて染色液の量を一定にさせることができないか? 決まった大きさの卵殻膜を一緒に入れて一定量の染色液を使うとか。
 +  * 容器はガラス製の短い[[:test tube]]の方が良い気がするけど、わざわざ入手する必要もないか。
 +  * 小さい刺毛がとても見づらいのでこれだけを染める[[:finishing staining]]というのは可能だろうか。
  
-===== 脱色方法 ===== +===== 関連事項 =====
- +
-濃くなりすぎた場合、 +
-氷酢酸中に検体と一緒にシリカゲルを数粒入れて色素を吸着させるという方法を試している。 +
-実験中。+
  
 +  * [[staining:study]]
  
 +<WRAP hide><nowiki>
 ===== 参考文献 ===== ===== 参考文献 =====
 +</nowiki></WRAP>
 ~~REFNOTES~~ ~~REFNOTES~~
- 
-<WRAP small> 
-[[:refnotes:schauff2001]] 
-</WRAP> 
  
 ===== Backlinks ===== ===== Backlinks =====
staining/acid_fuchsin.1742408285.txt.gz · 最終更新: 2025/03/20 03:18 by Konajirami-ya