染色(酸性フクシン)
開発中。
白い検体(処理すると透明になる)の場合に染色を行う。 酸性フクシンによる染色はアブラムシ、カイガラムシ、コナジラミ等を カナダバルサムで封入する場合の代表的な方法。
文献に載っている方法とは若干違うが、私が行っている方法を紹介する。 簡単に言うと、 溶媒は氷酢酸で、染色液は極めて薄いものを使い(0.001%)、 加温して長時間(8時間以上)掛けて処理する。 そのため容器は漏れの少ない浸漬チューブを使用する。
-> これは[[:staining]]に書くべきか。 斑紋が重要な場合、 位相差顕微鏡で観察する場合はやらなくても良いと書かれている文献もある[(schauff2001>>page:41)]。 基本透明で一部に斑紋がある場合はどうして良いのかわからないがとりあえず少しやることにするかな?
用具
- 1.5〜5mLくらいの浸漬チューブ
- 酸性フクシン 0.01と0.001% 染色液。数が多い場合は0.01%を使う。
- 細口ピペット
- マイクロチューブ立て ホットプレートに収められる小型のもの。
- 吸着剤(下記)。濃くなりすぎた時に脱色するのに使う。
- ピンセット 吸着剤を扱うときに使う
吸着剤は鶏卵の卵殻膜をあらかじめ以下のように調整しておく。
- ゆで卵を作ったときに、卵殻膜(薄皮)を取り出す。
- 取り出した卵殻膜を10%ぐらいの酢酸に1日ぐらい浸けて卵殻の成分(炭酸カルシウム)を溶かす。
- 水洗、乾燥する
- 小さく切ってケースに入れておく。長期間保存できる。
手順
複数個体まとめて処理する場合は同種の大きさの揃ったものをまとめること (個別に掬うことはしないので)。
(1) 前工程で使用した脱ロウ剤を細口ピペットを使って慎重に️排液する(検体を吸い込んだり潰したりしないように)。
(2) 次に(すすぐ必要はない)、氷酢酸を0.2〜0.5mLくらい加える。 氷酢酸の量はそれほど多くなくて良い。 多いとチューブ越しに実体顕微鏡で観察しづらくなる。
さらに、酸性フクシン染色液を加えフタをしっかり閉める。 染色液の量は0.001%のものを検体の数の1/2から同程度の滴数(検体が6個の場合3〜6滴)とする。 検体の数が多い場合は0.01%を使う。 かなり薄いように見えるがこれで良い。 1滴の量!!
(3) マイクロチューブをホルダーに固定しホットプレートに入れて60℃設定で8時間ほど静置する。 ときどき観察する。
実体顕微鏡で状態を見る場合は図のように、 マイクロチューブを斜めに保持して水平な液面の下に検体が来るようにするといくらか見やすい (液体の量が多いとこれができない)。
【薄い場合】 8時間ぐらいおいても薄い場合は、0.001%酸性フクシンを追加して様子を見る。
【斑になった場合】 途中で斑になることも多く、その場合は平均すると良い染まり具合になりそうと思った時点で、 薬液を氷酢酸に置き換え、そのまま加温を続ける。 8時間ぐらい置く。
【濃くなりすぎてしまった場合】 途中で濃くなり過ぎたと思ったら、 薬液をただの氷酢酸に置き換え、 吸着剤(卵殻膜)を何枚か投入し加温して静置する。 かなり時間が掛かるが色素が吸着剤に移る。 濃すぎると生物顕微鏡で観察したときにコントラストが低くく見づらい。
【ええ感じにそまったら】終了。
注意点
課題
関連事項
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