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staining:study [2025/03/18 07:47] Konajirami-yastaining:study [2025/03/22 17:24] (現在) Konajirami-ya
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 ==== 溶媒 ==== ==== 溶媒 ====
  
-[[:acetic acid]]で特に問題なさそう +[[:acetic acid]]、70%[[:ethanol]]、70%[[:acetic acid]](->これ氷酢酸と分ける!!)のどれも大丈夫そうだが、 
-酸性化されるし脱水もされるので効率的に良いと思う。+[[:acetic acid]]が酸性化されるし脱水もされるので効率的に良いと思う。
  
-[[:hcl]]を含む[[:acid alcohol]]でを使うと染まらないし、むしろ脱色される。 +[[:hcl]]を含む[[:acid alcohol]]でを使うと染まらないどこ脱色される。
-[[:acidification]]工程で使うと染まらなくなる -> 勘違いかも。 +
-<del>ので[[:hcl]]は全工程で使わないことにする。</del> +
--> 脱色で使えそう+
  
  
 ==== 方法 ==== ==== 方法 ====
 +
 +
 +<WRAP center round todo 60%>
 +
 +いままで染まりにくかったのは
 +薄すぎるのか、あるいはアルカリが抜けていないのだろうか。
 +やり直し!!
 +
 +氷酢酸に十分浸けた後と浸けずに
 +  * 氷酢酸 
 +
 +方法
 +
 +  - 酸性化。氷酢酸。別工程だがごく薄く染めると良いかも。酸性化完了の判断になる。酸アルコールだと薄く染めるのができない。
 +  - 染色。氷酢酸0.5mL、0.1%フクシン染色液1滴。
 +  - 均し。氷酢酸。
 +
 +</WRAP>
 +
  
 前の処理が[[:dewaxing]]の場合、[[:decantation]]して以下の作業に移れば良い(すすぐ必要なし)。 前の処理が[[:dewaxing]]の場合、[[:decantation]]して以下の作業に移れば良い(すすぐ必要なし)。
  
-検体の入った容器に[[:acetic acid]]を0.5mL〜1mL程度加え、0.001%〜0.1%[[:acid fuchsin]]染色液を1〜数滴落とす。+検体の入った容器に[[:acetic acid]]を0.5mL〜1mL程度加え、 
 +0.01%[[:acid fuchsin]]染色液を1〜数滴落とす。
 60℃に加温して数時間置く。 60℃に加温して数時間置く。
 斑に染まってくるので適当なタイミングで[[:acetic acid]]に入れ替え、 斑に染まってくるので適当なタイミングで[[:acetic acid]]に入れ替え、
-60℃に加温して半日〜1日置く(**均し**)。+60℃に加温して半日〜1日ぐらい置く(**均し**)。
  
 温度と時間は、検体の種類や状態、大きさや数等により、かなりばらつきがあると思う。 温度と時間は、検体の種類や状態、大きさや数等により、かなりばらつきがあると思う。
  
-濃く染まった場合、後述する方法で脱色でき時間が掛かるので、 +濃く染まった場合[[hcl]]が無い場合は脱色のに時間が掛かるので、 
-色は早に切り上げ均しに移し、 +少しずつ染める方法が良いかもしれない(薄く染めて均し行うことを繰り返す)
-様子を見ながらまた染色液に戻すということを繰り返す方法を取った方が良いかもしれない +
  
 ==== 染色液の濃度 ==== ==== 染色液の濃度 ====
行 133: 行 148:
 かなり薄くても染まる。 かなり薄くても染まる。
  
-例えば、0.5mL程度の[[:acetic acid]]に0.01%の[[:acid fuchsin]]染色液を1滴加えただけの溶液も染まる。 +例えば、0.5mL程度の[[:acetic acid]]に対して0.01%の[[:acid fuchsin]]染色液を1〜数滴で良さそう。 
-薄いときのメリットは、 +薄いときのメリットは溶媒はほぼ透明で検体だけが色づくので染まり具合がりやすいこと。 
-溶媒はほぼ透明で検体だけが色づくので染まり具合が明確にわことである。 +時間が掛かりそうだがどのみちムラを取るのに時間が掛かるのでたぶんトータル大差
-時間が掛かりそうだがどのみちムラを取るのに時間が掛かるので大差ない。 +
-ということで、透明に近くなるほど薄めるという意味で、0.01%が良さそうに思っている。 +
- +
-0.001%ぐらいでやる方が良くない? +
-濃いとムラが酷くなり、均し後の状態が予測しにくい。 +
-トータルの時間あまり変わらさそう +
- +
-3種類でやってみる。 +
-0.001%/0.01%/0.1% +
  
 ==== 容器 ==== ==== 容器 ====
行 160: 行 165:
  
  
-==== 脱色 ====+==== 均し ====
  
-  * 70%エタノールに浸けておくと脱色できるように書かれた文献も見られるがうまく行かない(引用!!)。 +実験中。
-  * アルカリに浸けてリセットする +
-  * [[:acid alcohol]]に浸けるとなぜか脱色される。 +
-  * 吸着剤とともに[[:acetic acid]]に浸けておく方法はいちおう可能だがすごい時間が掛かる。 +
-検体の種類や状態などにより大きく変わるかもしれない+
  
-脱色は最後の手段と思っ方がよかも。 +たいてい不均一にので、平均化のために均し処理行う。 
-少しずつ方法オススメしてく。+[[:acetic acid]]に浸けて加温して半日〜1日置。 
 +[[:acidification]]を省略した場合同時に行える。 
 +また[[:dehydration]]も同時に行える
  
-=== 70%エタノールによる脱色方法 ===+===脱色 ====
  
-実験中。 +  * アルカリに浸けてリセットす。酸性化をやり直す必要があるのでこれは除外するか。 
- +  * [[:acid alcohol]]に浸ける方法。なぜか短時間で脱色できる。 
-=== アルカリにる脱色方法 === +  * 70%[[:ethanol]]等に吸着剤と共に入れる方法。加温してもかなり時間が掛かる。 
- +  * 卵の殻を使う方法
-実験中+
  
 === 酸アルコールによる脱色方法 === === 酸アルコールによる脱色方法 ===
  
-実験中。 
 どういう理屈かまったくわからないのだけど、 どういう理屈かまったくわからないのだけど、
-[[:acid alcohol]](1%[[:hcl]])に浸けると脱色される。 +[[:acid alcohol]]に浸けると急速に脱色される(常温でも数分?)。 
-ままだと早すぎるので氷酢酸中に1滴垂らす感じ。 +酸アルコール組成は10%[[:hcl]]:1容70%[[:ethanol]]:9容
-ちょうど良いと思った時に氷酢酸に入れ替えると遅すぎる+
  
-もっと薄く? +ままだ早すぎ止めとしたら手遅になるので薄める 
- +氷酢酸中に1滴垂らす感じ?
- +
-=== 卵殻を使った脱色方法 === +
- +
-実験中。 +
-次の吸着剤いるが吸着剤にる方法より早い。 +
-炭酸カルシウム酢酸が反応て中和されるようなので原理が違のかもれない+
  
-=== 吸着剤を使った脱色方法 ===+=== 70%エタノールと吸着剤による脱色方法 ===
  
 実験中。 実験中。
-[[:acetic acid]]中に吸着剤とともに入れておくと脱色されるが、 
-加温してもすごい時間が掛かる。 
-3日とか。 
-コナジラミの問題? 
  
-[[:acid fuchsin]]用の吸着剤としていくつか試してみたが、 +70%[[:ethanol]]中に吸着剤とともに入れておくと脱色されるが加温してもすごい時間が掛かる。 
-扱いやすいものては+[[:acid fuchsin]]用の吸着剤としていくつか試してみたが以下のものが使えるかもれない。
  
   * 卵殻膜(ゆで卵の薄皮) 小さく切って乾燥したものは保存しておける。   * 卵殻膜(ゆで卵の薄皮) 小さく切って乾燥したものは保存しておける。
行 211: 行 201:
   * 洗濯で使う色移り防止シート   * 洗濯で使う色移り防止シート
  
-他ダメいもの。+=== 卵殻を使た脱色方法 === 
 + 
 +実験中。 
 + 
 +[[:acetic acid]]中に卵の殻と共に検体を入れ加温する。 
 +卵の殻の主成分である炭酸カルシウムと酢酸が反応して中和するのかと思きや氷酢酸だと反応しないようだ。 
 +水を追加すると泡が出て溶ける。なぜか? 
 +溶けてないということは変なものは生成されないんじゃないかと思うけど。 
 +上の吸着剤と似ているがそれよりも早い気がする 
  
-  * 絹糸 -> 吸着するが糸は扱いが面倒。 
-  * 紙 -> 中性紙は添加物の炭酸カルシウムが酸と反応して中和されるので良くないかも。炭酸カルシウムが含まれていないろ紙を使ってみたが吸着しないっぽい。 
-  * 卵の殻 -> 良く吸着するが、酸と反応して中和されるので良くないかも。 
-  * 米粒 -> 良く吸着するが何が精製されるかわからんしやめておこう。 
  
 ==== 大きさがかなり違う検体を混ぜない ==== ==== 大きさがかなり違う検体を混ぜない ====
行 242: 行 237:
 ==== 課題 ==== ==== 課題 ====
  
-このやりかただと染まりにくい部分も染まってしまいコントラストが低くなってしまう。+このやりかただと染まりにくい部分も染まってしまいコントラストが低くなってしまう気がす
 といって、どうすればよいのか。 といって、どうすればよいのか。
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staining/study.1742251678.txt.gz · 最終更新: 2025/03/18 07:47 by Konajirami-ya