dewaxing
差分
このページの2つのバージョン間の差分を表示します。
| 両方とも前のリビジョン前のリビジョン | |||
| dewaxing [2026/04/24 11:24] – Konajirami-ya | dewaxing [2026/05/18 05:31] (現在) – Konajirami-ya | ||
|---|---|---|---|
| 行 4: | 行 4: | ||
| 脱ロウ処理 | 脱ロウ処理 | ||
| </ | </ | ||
| - | 蝋物質を取り除く処理。脱脂も同時に行う。 | + | 蝋物質を取り除く処理。脱脂も兼ねる。 |
| 蝋物質が残っていると奇麗な標本にはならない。 | 蝋物質が残っていると奇麗な標本にはならない。 | ||
| 文献に載っている方法では[[xylene]]と[[phenol]]の混合液等が使われるのだけど、 | 文献に載っている方法では[[xylene]]と[[phenol]]の混合液等が使われるのだけど、 | ||
| - | [[phenol]]は[[deleterious_substance]]でありできるだけ使わないようにするため別の方法を模索している。 | + | できるだけ安全に処理できるように別の方法を模索している。 |
| 加温すれば特に[[phenol]]を使わなくても問題無いように思う。 | 加温すれば特に[[phenol]]を使わなくても問題無いように思う。 | ||
| ただし揮発性が高いので、漏れの少ない[[soaking tube]]を使う。 | ただし揮発性が高いので、漏れの少ない[[soaking tube]]を使う。 | ||
| - | 蝋物質が少ない場合は加温する必要は無い。 | + | 蝋物質が少ない場合は加温しなくても良い。 |
| ===== 道具 ===== | ===== 道具 ===== | ||
| 行 17: | 行 17: | ||
| * [[soaking tube]] | * [[soaking tube]] | ||
| * [[dewaxing agent]] | * [[dewaxing agent]] | ||
| - | * 無水[[;ethanol]](99.5%)。[[: | + | * [[etoh:99]]。[[: |
| * [[: | * [[: | ||
| * 細口と太口[[: | * 細口と太口[[: | ||
| 行 25: | 行 25: | ||
| ===== 手順 ===== | ===== 手順 ===== | ||
| - | [[dehydration]]の後に行うこととする(軽めで良い)。 | ||
| 蝋物質が無いと思われる場合も脱脂の意味もあるので行うこと(加温しない方法で良い)。 | 蝋物質が無いと思われる場合も脱脂の意味もあるので行うこと(加温しない方法で良い)。 | ||
| + | -> やらなくて良い場合もある。 | ||
| + | |||
| + | ロウ物質が多い場合は加温する。 | ||
| + | 加温する場合は[[soaking tube]]を使う。 | ||
| + | 加温しない場合は[[soaking dish]]で良い。 | ||
| ==== 蝋物質が多い場合(加温する) ==== | ==== 蝋物質が多い場合(加温する) ==== | ||
| - | 前の処理は[[dehydration]]で、検体は[[soaking dish]]にあるとする。 | + | (1) 前処理が[[maceration]]や[[acidification]]等脱水されていない場合は、[[dehydration agent]]で2回ほどすすぐ。容器のフタなどについた水分も拭っておく。 |
| - | (1) 検体を太口[[:pipette]]で[[dehydration agent]]ごと[[:soaking tube]]に[[:specimen transferring|移動]]後、[[dehydration agent]]を注意深く(検体を吸い込まないように)[[:decantation]]する。 | + | (2) 検体を[[: |
| + | その後溶媒を細口[[pipette]]で慎重に[[decantation]]する。 | ||
| - | (2) [[dewaxing agent]]を100〜500μL程度加える(検体の量とかワックスの量にもよる)。 | + | (3) [[dewaxing agent]]を100〜500μL程度加える(検体の量とかワックスの量にもよる)。 |
| - | (3) [[:soaking tube]]のフタをしめて60℃程度に加温し1時間ほど静置する。 | + | (4) [[:soaking tube]]のフタをしめて60℃程度に加温し1時間ほど静置する。 |
| その後あるいは途中で[[stereo microscope]]で観察して溶けているようだったら終了する。 | その後あるいは途中で[[stereo microscope]]で観察して溶けているようだったら終了する。 | ||
| - | (4) 少し冷ます。 | + | (5) 少し冷ます。 |
| [[dewaxing agent]]が少なかった場合、どろどろしたグリース状になりピペットで吸い取れないので、 | [[dewaxing agent]]が少なかった場合、どろどろしたグリース状になりピペットで吸い取れないので、 | ||
| その場合は[[dewaxing agent]]を追加して振ればさらさらになる。 | その場合は[[dewaxing agent]]を追加して振ればさらさらになる。 | ||
| 行 48: | 行 53: | ||
| ==== 蝋物質が少ない場合(常温で処理) ==== | ==== 蝋物質が少ない場合(常温で処理) ==== | ||
| - | 加温しないので[[soaking tube]]に移動する必要はない。 | + | 加温しないので[[soaking tube]]に移動する必要はないが、 |
| + | あまり長時間[[soaking dish]]に置いておくと蒸散してしまうので注意。 | ||
| (1) 容器のフタとかに付いている水分をティッシュペーパー等で除去する。 | (1) 容器のフタとかに付いている水分をティッシュペーパー等で除去する。 | ||
| 行 54: | 行 60: | ||
| (2) [[dehydration agent]]を注意深く(検体を吸い込まないように)[[: | (2) [[dehydration agent]]を注意深く(検体を吸い込まないように)[[: | ||
| - | (3) [[dewaxing agent]]を200μL〜500μL程度加える。 | + | (3) [[dewaxing agent]]を200μL〜500μL程度加える。容器によっては多めにしておいた方が良いかもしれない。 |
| - | (4) 常温で1時間ほど静置する。 | + | (4) 常温で1時間ほど静置する。-> たぶんそんなにいらない。 |
| その後あるいは途中で[[stereo microscope]]で観察して溶けているようだったら終了する。 | その後あるいは途中で[[stereo microscope]]で観察して溶けているようだったら終了する。 | ||
| 行 73: | 行 79: | ||
| 使用後は中の薬液を排出して乾燥しておいた方が良いと思う。 | 使用後は中の薬液を排出して乾燥しておいた方が良いと思う。 | ||
| また壊れる前に定期的に交換した方が良いかもしれない。 | また壊れる前に定期的に交換した方が良いかもしれない。 | ||
| - | その意味ではガラス製のフタ付きの小さな[[test tube]]が良いのだろうけど、適当なものの入手が難しい。 | + | その意味ではガラス製のフタ付きの小さな[[test tube]]が良いのだろうけど、適当なものが見つからない。 |
| <WRAP clear/> | <WRAP clear/> | ||
dewaxing.txt · 最終更新: 2026/05/18 05:31 by Konajirami-ya
