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--- pasteur_pipette [2024/12/25 20:43] – 作成 Konajirami-ya
+++ pasteur_pipette [2025/02/16 01:09] (現在) – Konajirami-ya
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 ====== パスツールピペット ======
-<WRAP center round todo 60%>
+<WRAP tdl right 40%>{{:pipette:pasteur-pipette-3.jpg?400x300|}}
+[[https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Pasteur_Pipets.jpg|パスツールピペット]] Author: Beliason? Licensed under CC BY-SA 3.0
+</WRAP>
-簡単なバーナーでも加工できそうだ。
+元々はガラス管の一端を細く加工してノズルとし反対側に[[pipette bulb]]を取り付けたものだが、
-nYouTubeとかに動画が載ってる。
+プラスチック管を用いたものや[[polyethylene]]製の一体成形のものもある。
-わかる範囲で情報を追加しておこう。
+[[dropper pipette]]との違いが良くわからないが、
+実験室で使うためのより細かい作業に向いたものだと思う。
+トランスファーピペットと呼ばれるものもある。
-キャピラリーとの違い?
+<WRAP clear/>
-プラスチック製も含める。
+===== 種類 =====
-先端とバレルが一体となったもの。
-先端が交換できるものはチューブピペット
-ポリスポイトの後をカットしたもの、先端加工品。
-ポリエチレンチューブの先端加工品。
-</WRAP>
+==== ガラス製 ====
-<WRAP tdl center 80%>{{:pipette:pasteur-pipette-2.jpg?400|}}
+加工にバーナー等の道具や熟練が必要だったり、割れやすい等のデメリットがあるが、
-パスツールピペットっぽいもの。通常ガラス製なのだけどこれは[[polyethylene pipette]]を改造したもの。
+殺菌が容易というのは圧倒的なメリットかもしれない。
+私は使ったことが無く詳細はわからない。
+YouTubeに作り方の動画があったので参考までに載せておく。
+<WRAP tdl center 80%>{{youtube>cJEutLnhQf0?full}}</WRAP>
+\\
+細いものはキャピラリーというようだがよくわからない。
+==== ポリエチレン製 ====
+<WRAP tdl right 40%>{{pipette:pasteur-pipette-5.jpg?400x300}}
+μLポリエチレン製パスツールピペット。トランスファーピペットとも呼ばれる(違いがあるのかも)。
 </WRAP>
-チューブの片方を細長く加工してノズルとしたもの。
+ポリスポイトとも言えるが肉厚が薄く、細かい制御ができる。
-反対側に[[pipette_bulb]]を挿して使う。
+かなり口径の細いものも存在するようだが調べてない。
-通常ガラス製だがポリスチレン製のものもあるようだ。
+ガラス製に比べると柔らかくて割れないというメリットがあるが、
-ポリスチレン製のものはここでは扱わない。
+透明度や耐熱性が低い。
-ポリエチレン製の一体型のものもパスツールピペットと呼んでいるようだが、
-そちらはとても同じものとは思えないので、[[polyethylene_pipette]]の方に含めた。
-基本はガラス管から作ると思うのだが市販品もあるようだ。
+<WRAP clear/>
-市販品もそのままでは使えないと思うので、追加工が必要だと思う。
-加工にはやや大掛かりな道具が必要そうだし、
-[[this site]]ではガラス製パスツールピペットはオススメせず、
-[[pipette tip:1ml]]を加工する方を勧めたいと思う。
-[[pe tube]]から似たようなものを作ることができるがオススメはしない。
+==== ポリスチレン製 ====
-やるなら2mLの[[polyethylene pipette]]を加工する方が良いかもしれない(最初の画像)。
-私はガラス製のパスツールピペットを使ったことがないので詳しくはわからないが
+<WRAP tdl right 40%>{{no image.webp?400x300}}</WRAP>
-以下のようなデメリットがあるように思う。
+ポリスチレン製の使い捨てのもので単価が安い。
+ポリスチレンは耐薬品性がかなり低く、使用できる用途が限られている。
+詳しく調べてない。
+<WRAP clear/>
-  * 加工にバーナーとガスが必要
+===== 自作品 =====
-  * 練習が必要。
-  * 割れやすくないの?
-  * 検体を傷つけやすくない?
-メリットとしては
+ガラス製のものはそもそも自作品だと思うが、わからないので省略。
+以下にいくつか試したプラスチック製のものを載せる。
+詳細は割愛する。
-  * 使用後バーナーで焙って消毒できる?
+<WRAP tdl right 40%>{{pipette:pasteur-pipette-6.jpg?400x300}}</WRAP>
-  * 技術を会得すれば自由に形を作れる?
+==== 自作品その1 ====
-YouTubeに作り方の動画があったので参考までに載せておく。
+[[polyethylene]]製の2mL[[dropper pipette]]を加工して作る。
+[[pe tubing]]からでも作れるがポリスポイトの方が肉厚が良い感じ。
+加工方法は、元からあるバルブ部分をカットして1mL[[pipette bulb]]を嵌め、
+ノズル部分は[[pipette:bore narrowing]]と同様に細口に加工する。
+火力は強めにした方が良いかもしれない。
+<WRAP clear/>
-<WRAP center 80%>{{youtube>cJEutLnhQf0?full}}</WRAP>
+<WRAP tdl right 40%>{{pipette:pasteur-pipette-4.jpg?400x300}}
-\\
+上から、その2、その3、その4。
+</WRAP>
+==== 自作品その2 ====
+mL[[syringe]]のバレルを改造して[[pipette bulb]]を挿せるようにしたもの。
+先端に[[luer tip]]を挿して使う。
+==== 自作品その3 ====
+mL[[syringe]]のバレルを改造して[[pipette bulb]]を挿せるようにして、
+先端に[[pipette tip:1ml]]を挿せるようにしたもの。
+==== 自作品その4 ====
+[[pipette tip:1ml]]に直接1mL[[pipette bulb]]を付ける方法。
+これはTarsonsチップでできるが、ビオラモラクラチップでは翼の部分が大きすぎてできない。
+ピペットチップ側の方がかなり太いので[[pipette bulb]]は強引に嵌める。
+実用的には[[:pipette:adapter:1ml extension]]にピペットバルブを嵌め、その先に1mlチップを嵌めると良い。
+===== Backlinks =====
+{{backlinks>.}}