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ピペット
液体を吸い上げるツール。 標本作成では️排液や検体の️移動等に使う。 研究者はガラス製のパスツールピペットを使っているっぽいが、いろいろ難しそうなので私は試してない。 ここでは簡単に作れて割れにくいプラスチック製のものを紹介する。 自作パスツールピペットを2種と、 自作空気置換式ピペットを1種。
オススメその1
パスツールピペットの一種。 1mLピペットチップに1mLピペットバルブを嵌めただけのもの。 難しい工作は不要でパーツの入手もしやすいが、ピペットチップの形状によっては出来ない場合がある。 Tarsonsのチップでできる。 延長チューブは同じく1mLピペットチップをカッターナイフでカットして作れる。 また細口が必要な場合は市販の瞬間接着剤用ノズルを使うことが出来る。 詳細は自作ピペットその1(パスツール)を参照。
オススメその2
パスツールピペットの一種。 これも難しい工作は不要で入手も難しくない。 ルアーチップを挿して使う。 検体の️移動には100μLピペットチップの先端をカットしたものを使うが 容量が少ないので少し扱いが難しい。 詳細は自作ピペットその2(パスツール)を参照。
オススメその3
空気置換式ピペットの一種。 2.5mL シリンジと1mLピペットチップを使う方法。 固定容量マイクロピペットと似たような使い勝手で使いやすいが、 アダプターを自作する必要がある。 簡単なアダプターはポリエチレンチューブやシリコンチューブを切って嵌めるだけだが、サイズが適しておらずチップが外れやすい。 パーツはAmazonから入手できそう。 詳細は自作ピペットその3(空気置換式)を参照。
排液、検体移動用
️排液、検体の️移動用には ピペットチップとシリンジを使ったシステムを推奨したい。
オススメのピペットシステム。
上:1mLピペットチップ+5mLシリンジ、
中:1mLピペットチップを極細口に改造したもの+2.5mLシリンジ、
下:1mLピペットチップを太口改造したもの+2.5mLシリンジ。
シリンジにはアダプターが付けてあり、中にバネが仕込んである。
2.5mLシリンジには鉛筆用のグリップが付けてある(赤いやつと青いやつ)。
ピペットチップは1mL、シリンジは2.5mLか5mL。 シリンジは単なるピペッター(空気ポンプ)として使う。 つまり液体はピペットチップ内にとどめ、シリンジ内部に入らないように運用する。 シリンジとピペットチップは直接つなげられないので、アダプター(ルアー・1mLチップ・アダプター)が必要になる。 シリンジには操作性を向上させるため少し手を加える。 シリンジの内部にバネを仕込みスプリング式シリンジ化する。 ガスケットにはシリコングリースを塗布。 鉛筆用のグリップを嵌めると持ちやすくなる。 等。 詳細はシリンジの使い方を参照。
極細口ノズルはピペットチップの先端を溶かして作る。詳しくはピペットチップの細口加工参照。 太口はピペットチップの先端をカットして作る。詳しくはピペットチップの広口加工参照。
小容量の場合は100μLまたは200μLピペットチップを使ったシステムの方が良いかもしれない。
オススメの小容量ピペットシステム。
上から3番目はゲルローディングチップ。極細口の代わりに使える。
100μLチップはルアーシリンジに直接挿せるが、チップがあまり一般的ではなく今後供給されるかどうか怪しい。 200μLチップをルアーシリンジに挿すにはアダプター(ルアー・200μLチップ・アダプター)が必要になる。 極細口には、ゲルローディングチップを使うこともできる。
極細口ノズルを作るのが難しい場合は代替案として ゲルローディングチップ(200μLのみ)、 および瞬間接着剤用ノズルを提案しておく。 ゲルローディングチップは挿すだけなので簡単だが、口径が制限される(0.3mm)ことと、それなりに費用が掛かる等のデメリットがある。 瞬間接着剤用ノズルはピペットチップを少しカットして差し込むだけなので簡単だが、 段差ができる、 透明度が下がる、 口径は0.3mm以上、 ちょっと長いかも等、 使い勝手は少し落ちるかもしれない。
1mLチップの先端に瞬間接着剤用ノズルを挿したところ
ピペッターの代替案としては固定容量マイクロピペットが使えるが、 比較的安く入手するには海外から購入代行業者を利用する必要がありかなり面倒。
上: Microlit Lilpet MM-1000 (1000μL)、
下: Microlit Lilpet LIL-200 (200μL)
バルサム滴下用
検討中。
バルサムというかマウンティングメディア。
マウント時に、 スペーサーを使うことにしたので、 厚みとカバーガラスの大きさで 必要なメディアの量が決まってくる。 細かくは濃度とかでけっこう変わると思うが。 そこで、ピペットで一定量計って滴下しようかと目論んでいる。 ピペットチップは使い捨てることにする。 濃度で変わることから、 精度を上げても意味がなさそうだし、 簡易的な道具にしたい。 小容量のシステム(1mLシリンジ+100μLチップか200μLチップ)を使い、 ゲージを作っておいてそれとチップ内のメディアの量を肉眼で比較するといった方法を考えている。



