Microlit Lilpet

Microlit社(インド)製固定容量マイクロピペットの一種。およびそのOEM商品と思われるもの。

Microlit Lilpet。上:1000μL、下:200μL

コンパクトで軽く2段階プッシュ機構を備えている。姉妹品にチップイジェクターを備えたMicrolit Lilpet Proがある。インドから安価に(単価￥1,500ぐらい)購入できるが国際転送サービスを利用しなければならずかなりハードルが高い。

OEM提供しており以下の製品ははLilpetのOEM商品と思われる。

スペック

容量5μL〜1000μL。
チップイジェクター:×
2段階プッシュ機構:○
材質: 不明
オートクレーブ:○
長さ: 13 cm
互換チップ: 200μL以下のものは、200μLチップとultra micro tip(10μLチップ?)の両方が挿せるっぽい。500μLと1000μLのものは1mLチップが挿せる。

Microlit Lilpet 200μL

200μL以下はMMシリーズとLILシリーズがあるが、おそらくLILシリーズの方が新モデル。

200μLピペットチップが使える。 Tarsons, サクラビオラモチップ, ゲルローディングチップのいずれも使えた。サクラビオラモチップはやや嵌まりが悪い。

どこかに一覧にするか。相互に載せるのめんどうだな。

Microlit Lilpet 1000μL

こちらはモデルチェンジされてない。

1mLピペットチップが使える。 Tarsons, サクラビオラモチップのどちらも使えた。

インドのECサイト moglix で安く売ってるが、購入するのにインド国内の携帯電話番号が必要になるので、購入代行してくれる国際転送サービスを利用する必要がある。私(hepota)はロコタビを利用し、 10個ぐらいまとめて購入して単価￥1,500ぐらいで入手できた(2024年12月)。

OEM商品と思われるものがいくつかある。日本に発送してくれるお店もあるので、購入はいくらか楽になるけど、かなり高価になる(インドから購入するのに比べて5倍以上?)。

Raptor suppliesから一つ購入してみたので載せておく。インド発送で送料が少し安かった。


United Scientific Mini Pipetters. 左:200μL、右1000μL。

メーカー公式サイトには何も記載が無いけど、分解できて、可変容量のマイクロピペットと同じようなメンテナンスを行えそう。


先端側のキャップは回すと外れる。ピストンの先にOリングとワッシャーみたいな部品が嵌まってる。これらは先端側キャップの内側にに残ることもあるので、その場合はピンセットで取り出せる

MM-1000(1mL)の方は構造が少し違ったが、同様にメンテナンスできる。