SpecimenWiki

Sampling, preparation, labeling, storage and sending

ユーザ用ツール

サイト用ツール


polyester_film

ポリエステルフィルム

工事中

ポリエステル樹脂はいくつかのプラスチックの総称であり、 その中で最も広く利用されているのがPETボトルに使われているポリエチレンテレフタレート(PET)である。 PETをフィルム状に加工する方法には無延伸、一軸延伸、二軸延伸法がある。 この中で、二軸延伸法で加工すると物理・化学的性能が大きく向上するらしい。 詳しくはBoPETを参照。 以下二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを単にPETフィルムと呼ぶ。

PET以外にもポリエチレンナフタレート(Polyethylene naphthalate)を原料としたものがあり、 PENフィルムと呼ばれる。 比較的最近開発されPETフィルムよりも優れた性能を持つ。 過去にアドバンスドフォトシステム(Advanced Photo System)のフィルム基材として使用された。

ここではポリエステルフィルムのうち、カバーガラス・スペーサーとしての利用できるものについてまとめる。 他に例えばラベル用紙として記述する場合は別のページ(OHP filmかなにか)で書く(かもしれない)。

PETフィルムは1953年にイギリスのI.C.I社が開発し商品名Melinexで試作生産を開始、 その後アメリカのデュポン社が商品名Mylarとして販売を開始、 日本では東レが1959年に商品名ルミラーとして販売を開始している。 機械的強度、耐熱性、耐薬品性(強アルカリを除く)に優れており、いろいろな用途で使用されている。 たとえば、フィルムカメラのフィルム、マイクロフィルム、ラミネートフィルム、窓に貼るハーフミラーシート、OHPシート等。

  • OHPフィルム
  • 車の窓に貼るハーフミラーフィルム
  • 撮影用カラーフィルターの基材
  • フィルムカメラのフィルムの基材
  • 工業用両面テープの基材
  • 工業用粘着テープの基材
  • 超精密研摩フィルムの基材
  • サバイバルシートの基材
  • フィルムコンデンサ(マイラーコンデンサ)
  • ステンシル用シート

関連事項

カバーガラススペーサーとしての利用実績

カバーガラス・スペーサーとしての利用実績が記載された文献は見つけられていない。 使われている気がするのだけど。 耐久性に関しては、マイクロフィルムがPET製で良く管理されていれば500年は持つと言われているようなので かなり持つような気がする。

その他、紙試料の保存のための方法、フィルム・エンキャプシュレーションとしては実績があるようだ。

可塑剤、紫外線防止剤、染料、含浸剤を含まないものが良いらしい。 具体的には、

  • Melinex-516 (英ICI) 現在はデュポン?
  • Mylar A/D/S (デュポン)
  • ScotchPAR (3M)

デュポンと帝人の関係がどうなっているのかよくわからない。 どうでもいいけど。

入手方法

東レ ルミラー

二軸延伸ポリエチレンテレフタレート。

メーカーサイト

カタログ

バリエーションがいくつかある。以下標準品の抜粋。

タイプ厚さ(μm)特徴
S1012 〜 350標準品
T6025 〜 250高透明
H1050 〜 500ヘイジー(半透明)

オヤイデ

オヤイデ電気から入手するのが単価的には一番安いが幅1mなので扱いが面倒。 購入したらA4にカットしてしまおう。

モノタロウ

A4サイズのものが買えるが単価は10倍ぐらいになる。 厚さは 12, 25, 38,50, 75, 100, 125, 188, 250, 350 μm。 12, 38, 350はオヤイデから購入できない。

他にもロール品が売っていて単価は安いが、長さが 200 m もあるので、最低価格が高くなってしまう。

帝人デュポンフィルム PENフィルム

A4 × 10枚。 厚さ 25, 38, 50, 75, 100, 125, 188, 250 μm。 個人で購入可能。

===== 参考文献 ===== ~~REFNOTES~~

polyester_film.txt · 最終更新: 2026/03/29 12:14 by Konajirami-ya