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ディスペンシングチップ
接着剤などを注入するディスペンサーという工業用の装置があって、その先端に使われる部品(らしい)。 いろいろな形状と太さがある。 接続はルアーロックなのでルアーテーパーなシリンジやボトルにそのまま挿して使える。 AliExpressから安く買える。
用語
だいたい以下のようなキーワードで検索すると引っかかる。
- dispensing tip
- dispense tip
- dispensing needle
- dispensing nozzle
- luer lock applicator tip
- ディスペンシングチップ
- ディスペンサーニードル
- テーパーノズル
- TTテーパーニードル — なんの略か?
- TTニードル — なんの略か?
太さの規格
バーミンガムワイヤーゲージというワイヤーやパイプの外径に関する規格で表される。
外径に関する規格で内径は規定されていない。
整数のゲージ番号に単位としてG
あるいはga
を付けて表す。
例: 18G
または18ga
。
数字が大きくなるほど細くなり、
最小は 36G=外径0.001inch(0.025mm) で、
最大は 0G=外径0.5inch(12.7mm)。
番号は数式では規定されていない。
バーミンガムワイヤーゲージは注射針でも使われる。
色についてはよくわからない。 注射針の規格とは違うようだ。 規格があるような無いような。
いくつか抜粋。
ゲージ番号 | 外径(mm) |
---|---|
12G | 2.77 |
16G | 1.65 |
22G | 0.72 |
28G | 0.36 |
種類
メーカーのカタログを見るといろんな種類が載ってる。
以下、購入したものを中心に紹介する。
ステンレスディスペンシングチップ
英語: blunt end dispensing tipとか。 ノズルがステンレス鋼製のパイプになっているもの。 ハブの部分はポリプロピレン製か全てステンレス製のものもある。 先端は直角にカットされた形状で鈍く注射針とは異なる。 先端が45度あるいは90度に曲げられたタイプもある。 詳細は割愛。
フレキシブルディスペンシングチップ
- flexible dispensing tip
先端がポリプロピレン製の細いチューブになったもの。 PTFE製のものもあるようだが中華製は偽物のことがあるので注意した方が良い。 チューブとベースの接着に使用されている接着剤は キシレン耐性がやや低い(ことがある)ので、 扱いに注意する必要がある。 詳細はフレキシブルディスペンシングチップを参照。
円錐型
先端に向かってだんだん細くなるタイプ。 英語では tapered dispensing tip 等。 ポリプロピレンあるいはポリエチレン製。 部分的あるいは全体がステンレス鋼製のものもある。 円錐型だと高粘度液体やノズル口径が小さい場合も速度が落ちにくい。 ノズル内径は0.15mm〜3mmぐらいまで生産されている(購入できるかどうかは別) 。 紫外線を通さないようになっているものもある。 不透明なものが多くほとんど中が見えない。
詳細はconicalを参照。
長円錐型
英語: <wrap :en>extra long tapered dispensing tip</warp>(?)。 円錐型を長くしたような形のもの。 あまり一般的でない。 詳細は長円錐型ディスペンシングチップ参照。
その他
2重テーパー、 ブラシ、 UV遮光