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Karl Hecht 染色ブロック
ふたの改造等 防漏、防曇 蒸発速度
おそらく標準的な染色ブロック。 通常窪みの大きさは直径30mm、深さ10mm、容量5mL。 もう少し大きいのもある。 プレパラート標本作成のための薬液処理で標準的に使われていると思われる。 日本では入手が少し難しいか高額になってしまう。
ガラス製なので強アルカリの使用は避けた方が良い。 加温する場合は防漏処理を行わないと長時間の処理はできない。 フタが付属してくるがガラス製の板でそのままだと使いにくい。
関連項目
スペック
穴径40mmと30mmのものが存在するようだが40mmの方は大きすぎるので調べていない。 以下はM.R.S. Scientificから購入した穴径30mmのもの。 穴の深さは商品説明では6mmとなっていたが実物を測ると10mmだった。
- 素材: まったく青みがないので、硼珪酸ガラスなのか?
- 大きさ: 42x42x17mm
- 穴径: 約30mm
- 深さ: 約11mm(ネジを使って測り直した)
- 深/径: 0.36
- 容量: 4.6mL(満水)
- 蒸発速度: → 再調査!!
- フタ付き
おどろくほどチープだが、実用的には加温しなければ使える。 加温する場合は漏れが早いので防漏処理が必要になる(後述)。 フタは切放しなので少なくとも研磨&面取を行った方が良いと思う。
蒸発速度については加温しなければ問題ない。 加温時の対処方法についてはいくつか方法があるが、 加温しないでこどこまでできるか先に調べよう。
入手先
以下検索して見つけたサイトをのせておく。 一部以外は未購入なので同じものかどうかはわからない。 海外のショップについては日本に送ってくれるかどうかはわからない。 海外から購入した場合は送料がバカ高くなる。 そして円安。6年ぐらい前に10個で12,000円ぐらいで買えたが、今は倍以上すると思う。 スペックに深さ6mmとなっているものがあるが、たぶん間違い(以前購入したのがそうだった)。
メーカー
形状がほとんど同じものを複数のメーカーが作っているようだ。 記載があればメーカー名を書いてある。 他はテキトウ。
- NB1: No Bland #1
- KH: Karl Hecht
- GH: Glaswarenfabrik Karl Hecht GmbH & Co. KG? 上と同じ?
参考価格
かなりテキトウ。 10個購入した場合の1個あたりの価格。送料はヨーロッパから12,000円、アメリカから15,000円、 オーストラリアも15,000円でいいや。
- AIM: AIM Scientific 。インドのメーカー。オーストラリアの同名会社とは別。
メーカー | 商品ページ | 国 | 単価 | 参考価格 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
AIM | AIM Scientific < Amazon.in | インド | ₹100 | 780 | 海外発送していない。Syoppre.com使って購入してみた(現在進行中)。 |
NB1 | TIMSTAR | イギリス | £4.40 | 2050 | 購入手続を途中まで進めてみたが、日本にも送ってくれそう。送料は手作業で計算してるらしい。 |
GH | OMNILAB | ドイツ | €7.97 | 2450 | |
NB1 | M.R.S. Scientific | イギリス | £7.16 | 2600 | 以前購入したのはたぶんこれ。穴の深さ6mmとなってるが10mm。 |
NB1 | Watkins & Doncaster | イギリス | £7.25 | 2600 | |
KH | Lab Unlimited | イギリス | €8.29 | 2500 | 他と少し違う気がするので試しに購入してみた(進行中)。 |
NB1 | Mackay and Lynn | イギリス | £8.62 | 2850 | |
EMS | Electron Microscopy | アメリカ | $11.5 | 3150 | |
NB2? | Australian Entomological Supplies | オーストラリア | 32AUD | 4600 | |
EMS? | イーエムジャパン | 日本 | ¥4,500 | 5100 |
使い方
ガラス製なので強アルカリでの使用は避けた方が良い。
フタが付属してくるが切放しのガラス製の板なので使いにくい。 以下のような使い方および加工を行うと良い。
- フタは斜め45度に回すと着脱がやりやすいし、染み出た薬液が手に付くこともない。
- そうすると角が痛いので角はカットしてしまう
- フチは研磨、面取する。
- フタが安定しないのでなにか工夫する。
その他、加温して使用する場合は防曇処理を行わないと長時間使用できない。 また加温した状態で中が見たい場合は防滴処理を行った方が良い。 詳しくは、ガラス製薬液処理皿を参照されたし。
===== 参考文献 ===== ~~REFNOTES~~
Backlinks
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