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ピペットチップ
マイクロピペットの先端に挿すノズル兼バレル部品。 通常使い捨てだがもちろん使い回すこともできる。 いろいろな容量のものがあるが一般的なのは10(20?)μL、200μL、1mL。 ポリプロピレン製で耐薬品性が高い。 比較的透明度が高い。 内側は滑らかで引っ掛かりがない。 一般的な容量のもののバルク品は500〜1,000本が2,000円以下で入手でき単価がすごく安い。
接続部の形状は容量によって異なっているので適合するマイクロピペットでのみ使える。 例えば1mLのピペットチップは、 1mLのマイクロピペットでのみ使える(複数対応しているのもあるっぽい)。 接続部の形状は規格化されていないようだが、 ユニバーサル・チップコーンと呼ばれている、 デファクトスタンダード(?)かなにかがあって 異なるメーカーである程度互換性があるようだ。 規格化されていないので相性問題が出ることがある。 可変容量のマイクロピペット以外には 固定容量マイクロピペットに挿せる。 またアダプターを作ればルアーシリンジに挿すこともできる。
ピペットチップ(スタンダードチップ)。上:100μLピペットチップ、中:200μLピペットチップ、下:1mLピペットチップ。
バリエーションとしては、標準的なスタンダートチップの他に フィルターチップ、減菌済みチップ、ゲルローディングチップとかいろいろあるらしい。 詳しくは参考サイトを参照されたし。 以下ではスタンダートチップについて(入手したもの)の情報を載せる。
ピペットチップの形状。上:ゲルローディングチップ、中と下:スタンダードチップ。