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マウント前確認
実験中
マウントを行う前に検体を確認したい場合がある。 特にコナジラミの蛹殻の場合、 通常背面を上にするのだけど実体顕微鏡では背面がどっちかよくわからない場合があったり、 中が奇麗に処理されているか良く分からなかったりする。 そのため簡易的に生物顕微鏡で見る方法があるとよい。 カバーガラスを掛けてしまうと刺毛が取れたりするので、潰さないようにして観察できると良い。
簡易的な方法
簡易的にはスライドガラスに検体を置きクローブオイルを少し盛った状態にし、 そのまま生物顕微鏡で低倍率で見るという方法。 光学的にはかなりいかさまだけど実体顕微鏡よりはずっと良く見える。 問題点としてはクローブオイルは揮発成分が含まれており対物レンズに付くと思われるので定期的な掃除が必要になると思う。 掃除しないで放置しておくとどうなるかはわからない。
チャンバー法
スペーサー法
スペーサーを使い検体が潰れないようにする方法。 スペーサーには適当なワッシャーを使い、スライドガラスに接着しておく。 ワッシャーの内側に検体を入れクローブオイルを盛ってカバーガラスを掛けて、 生物顕微鏡で観察する。 光学的にも比較的問題が少なく揺れも少ないように思う。
作り方。 ワッシャーにはチャンバー法でも使うためPTFE製を使う。 大きさは適当で良いが、私がとりあえず作ったのは内径5mm、外径10mm、厚さは0.2mmと0.3mm。 接着剤にはUVレジンを使用。 PTFEは超難接着材料だしUVレジンは接着力がほとんど無いが、力が掛からないせいかとりあえずくっついてる。 UVレジンはクローブオイルや酢酸に対してあまり耐性が無いので(一般的な接着剤の中では耐性がある方だが)、 長時間の使用は避けた方が良く、使用後は洗浄しておいた方が良いと思う。
フタ付きチャンバー法
※とりあえず適当に命名した。一般的な呼び方があるかどうか不明。
上のスペーサー法と似ているが、カバーガラスは掛けない。 代わりに別のワッシャーとカバーガラスで作ったフタを被せる。 ワッシャーAはスペーサー法と同じでスライドガラス側に接着されておりチャンバーを形成する。 チャンバーはクローブオイルが流れ出さないようにするためと液面が平らになるようにするためのもの。 ワッシャーBはカバーガラス側に接着しフタとして機能する。 この状態で生物顕微鏡で観察する。 光学的にはあまり良いないが実体顕微鏡で見るよりは遥かに見やすい。 またクローブオイルの揮発成分がスライドガラスを曇らせるので短時間しか観察できない。 扱いは比較的楽。
作り方。
ワッシャーAはスペーサー法と同じ。 ワッシャーBはPOM製を使った。 内径10.5mm、外径22mm、厚さ0.5mm。 POMは耐薬品性に優れており、プラスチックワッシャーとしては一般的でサイズが豊富。 こちらも難接着材料。 接着剤は同じくUVレジンを使用した。 いちおうくっついてるがどれくらい持つだろうか。
反転チャンバー法
※とりあえず適当に命名した。一般的な呼び方があるかどうか不明。
チャンバー法とは異なりワッシャーAとBともにカバーガラス側に接着されている。 ワッシャーAはPTFE製を使用すべき。 検体をチャンバーに入れクローブオイルで満たした後、ひっくり返してスライドガラスに載せ生物顕微鏡で観察する。 光学的にチャンバー法よりまともで揮発成分の影響を受けないので長時間観察できるが、 ひっくり返す作業が発生するので、神経を使う。 素材とかはチャンバー法と同じだが、ワッシャーBはもう少し厚いものにした方が良かったかも。
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