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syringe:basic

シリンジの基本

シリンジは注射器から注射針を抜いた部分。 主に医療用として使われるが、 液体の移動、 接着剤やグリースの注入、 小動物への給餌等にも使われる。 単価100円以下で入手できる。

各部の名称と役割

syringe-parts-02 1. 筒先(Adapter)。ここに各種チップを嵌めて使う。 2. 外筒/バレル(Barrel)。液体を溜める部分。 3. ガスケット(Gasket/Seal)。液体が漏れないようにするためのゴム製のシーリング。 4. 押し子/プランジャー/ピストン (Plunger)。 5. フランジ/フィンガーフランジ (Barrel flange/Finger flange) 6. プランジャーヘッド (Plunger flange/Thumb rest)

筒先の規格

接続規格がいくつかある。詳細は以下のサイトを参照してほしい。

https://www.monotaro.com/note/productinfo/syringe/

筒先の位置

中口と横口がある。 どちらでも良いが小容量の場合は中口しかない。

中口

center nozzle. 筒先の位置が中央。 容量の小さいものは全てこれ。

横口

side nozzle. 筒先の位置が端。

筒先の形状

ルアースリップ

はめ込み式。 すっぽ抜ける可能性がある。 ルアーロック対応のルアーチップも挿せる。

ルアーロック

ルアースリップの外側にネジのような機構があり、 ルアーロック対応のルアーチップであれば、 すっぽ抜けることが無くなる。 粘度の高い接着剤を扱う場合や、高信頼性が必要な場合に使う。

カテーテルチップ

カテーテルチューブを挿すためのもので接続部が太い(6mmぐらい)。 最近規格が変更になったので、この形のものは生産終了になっている。 あまり調べてない。

シリンジの種類

たぶん、ここに上げた以外にいろいろなものがあると思う。

ガラス製シリンジ

全体がガラスで作られたシリンジ。 当サイトでは扱わない。

プラスチック製シリンジ

もっとも普通。 材質は 筒先と外筒がポリプロピレン、 ガスケットはエラストマー。 押し子はポリエチレン(?) 潤滑剤として医療用シリコーンオイルが塗布されている。 耐薬品性は比較的高いがガスケットは定期的な交換が必要。 シリンジを単なる空気ポンプとして扱うと、かなり耐久性があがると思う。

オールプラスチックシリンジ

ゴム製のガスケットが無く、 押し子がポリエチレン製の一体成形。 ガスケットが痛まなくて良いかと思って試してみたが、 ものすごく堅くて動かしづらくちょっと使えない。

マイクロシリンジ

極めて微量の液体を扱うシリンジ。 当サイトでは使わないかな。

syringe/basic.txt · 最終更新: 2025/02/11 18:21 by Konajirami-ya