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シリンジの基本
シリンジは液体を溜めるバレルとポンプの役割をするpipetterが一体となったものと考えられる。 バレルを別に用意すればピペッターとして使うこともでき、 耐久性が向上する、検体が引っかからないなどいろいろとメリットがある。 写真は1mLピペットチップをノズル兼バレルとして使う例。シリンジ内には液体を入れないように運用する。
構造
材質
一般的に入手できるものは、だいたい以下のような感じ。 ガラス製も存在するがthis siteでは扱わない。
外筒 | polypropylene |
押し子 | polypropylene? ポリエチレンかも |
ガスケット | エラストマー |
潤滑剤 | シリコーンオイル |
対薬品性
テルモの製品を使用して以下のような薬品を扱っているが特に問題は無さそう。 → シリンジ内に薬品を入れないようにしているせいもある。
- KOH(10%)
- 氷酢酸
- エタノール(99%)
- 過酸化水素水(3%)
- アンモニア水(10%)
- キシレン
筒先の規格
接続規格がいくつかある。詳細は以下のサイトを参照してほしい。
筒先の位置
中口と横口がある。 どちらでも良いが小容量の場合は中口しかない。
中口
横口
筒先の形状
ルアースリップ
ルアーロック
ルアースリップの外側にネジのような機構があり、 ルアーロック対応のluer tipであれば、 すっぽ抜けることが無くなる。 粘度の高い接着剤を扱う場合や、高信頼性が必要な場合に使う。 詳しくはルアーロックを参照。
カテーテルチップ
適合チップ
内径3.5〜4mmのtube nozzle、 luer tip、 100μLピペットチップはそのまま挿せる。
その他、200μLピペットチップ、1mLピペットチップはアダプターを使えば挿せる。 アダプターの詳細はピペットチップアダプターを参照。
写真
チューブピペット、 円錐型ディスペンシングチップ フレキシブルディスペンシングチップ 100ul pipette tip
200ul tip + アダプター 1ml tip + アダプター
容量
小容量のものとしては1mL、2.5mL、5mL、10mLあたりが一般的。
メーカー
選択ガイド
容量
スリップ/ロック
シリンジとして運用する場合
ピペッターとして運用する場合