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two_step_plunger_mechanism

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2段階プッシュ機構

マイクロピペットの機能の一つで、 チップ内の液体をほとんど残さず排出することができる。 正確に分注するために必須の機能。 もう少し詳しく言うと 押し子のストップが2段階になっており、 (フォワード法では)1段目まで押して吸い込み、 吐き出し時には2段目まで押し込む。

昔、ピペッターを使わずに口で吸っていた時代には、 手で握って温めて排出するというテクニックが使われていたらしいが、 ピペットチップは小さくてやりにくいし、 作業性も悪い。

正確な量を測る目的では使われない場合は、 この機能を持たないspring syringe等でも、 吸い込み時に押し子を最後まで押し込まないようにすれば残さず排出できる。 具体的には、写真のようにフランジの上に人さし指をおくのが良いと思う。 人さし指に触れた位置で1段目のストップとする。 排出時はさらに押し込む。  ええ具合の位置に指を掛けておく。

右のように握る。左はわかりやすくするために人さし指を開いたところ。押し子を押して1段目の止めたい位置に来ると人さし指に触れるような場所を握る。
two_step_plunger_mechanism.1738384835.txt.gz · 最終更新: 2025/02/01 13:40 by Konajirami-ya