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acid_fuchsin

文書の過去の版を表示しています。


酸性フクシン

透明な検体の染色に使用する。

関連事項

入手方法

試薬メーカーから入手する場合、粉体で販売されているのだけど50gとかだと量が多すぎるし(1000年は使えそう)、入手が難しいと思っていたら、ナリカさんが販売してくれていた。

以前購入したとき、「95%アルコール溶液」とのメモが入っており、 濃度についてナリカに問い合わせたところ「1% エタノール溶液」ということだった???。 溶媒が95%エタノールで、酸性フクシンの濃度が1%なのだと思ったがタイトルは水溶液になってるなぁ。 まぁ水溶液でもエタノール溶液でもいいけど、商品の説明に酸性フクシンの濃度(1%?)を記載しておいて欲しい。

調整

J. Dooley (2002)には以下のいずれかで溶かすと書かれている。濃度は不明。

  • 氷酢酸
  • 100% イソプロピルアルコール
  • 95% エタノール

UGAI Sirisena, et al. (2013, p.149)]には酸性フクシン染色液の作り方が書かれている。 これが一般的っぽい。

あと酸アルコールに溶かすというのがあったような気がする。 染色の時か?

私は1%溶液を氷酢酸で100倍に薄めて0.01%にしている。 これをガラス製のdropper bottleに保存している。 → ポリエチレン製のneedle bottleに変更した。

(画像)

さらに10倍に薄めたもの(0.001%)も作る。 (詳細は実験中)

保存

調整した染色液の保存容器。 ほぼ氷酢酸なのでガラス瓶の方が良い。 → ポリエチレンでも大丈夫そう。 本体がガラス製のdropper bottleを使用すると良い。 だんだん中身が蒸発して濃度が変わるので、 適宜氷酢酸を追加して濃度を調整する。 中ぶた付きの細口規格瓶とかの方が長持ちするが出し入れが面倒…。

参考文献

dooley2002 ^ J. Dooley, 2002. Specimen preparation.. (Accessed: 2018-08-19)
sirisena2013 ^ UGAI Sirisena, Gillian Watson, Ks Hemachandra, H.N.P. Wijayagunasekara, 04 2013. Preparation of Hemiptera: Sternorrhyncha for identification. Tropical Agricultural Research Journal, 24, pp.139–149.
acid_fuchsin.1740271045.txt.gz · 最終更新: 2025/02/23 09:37 by Konajirami-ya