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maceration

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軟化

アルカリ電解水とリンレイのウルトラハードクリーナーをテスト中。

検体を強アルカリに浸漬し外皮を残して中の組織を溶かす処理。 透徹ともいう??

個体差があるため処理が済んだものから、掬い上げて精製水に落とす。 常温でも可能だがかなり時間が掛かるので60℃程度で加温した方が早くて良い。 処理は不可逆で、やり過ぎると黒いものが透明になったり斑紋が消えたり外皮が崩れたりする。

黒い検体は漂白を先に(緩めに)した方が良さそう。 特に丸まってしまう軟弱な個体の場合。 軟化を先にやると終了判定が難しいため、軟化をやり過ぎてしまうのではと思っている。

関連事項

用具

手順

(1) 検体を処理容器に移動する。検体の️移動参照。 前の工程で同じ容器を使用していたなら単に️排液するだけ。 前の工程が脱ロウの場合はetohですすぐ(→不要かも)。

(2) 10%水酸化カリウム水溶液もしくは代替品を1mL程度加える。 量は蒸発し切らないように必要なだけあればよく、容器の種類や処理時間にもよる。 ときどき追加しても良い。

(3) 設定温度60℃程度に加温し(常温でも可)数分から8時間程度おく。 この間ときどき観察する。

(4) 実体顕微鏡でときどき観察しながら、 ある程度透明になったものから マイクロ平ブラシで掬い上精製水の入った別の容器に落とす。

(5) そのまま精製水に浸けて、しばらく放置する(時間!!)。 水洗する。

容器

フタ付きの浅いポリプロピレン製容器が良い。 容量はコナジラミの場合は5mLぐらいが良いと思う。 ガラス性はアルカリに侵されるので使わないこと。 ポリスチレン製の容器も使え、透明度が高いので良いかと思ったが、曇りを防止するのが難しく結局フタを開けることになるのであまり意味はなかった。有機溶剤に溶けるのでやらかすことが多いし。 写真の山田化学 No. 926 コンタクトケース フタ一体型 3Pで十分だと思う。

薬液

教科書には水酸化カリウム10%水溶液や水酸化ナトリウム10%水溶液が書かれているが、 これらの固形状のものは毒物劇物に指定されており入手が難しい。 5%以下の水溶液は毒物劇物ではないので、薄められたものが入手できる。 ほとんど変わらないように思う(要詳細テスト!!)。

アルカリ電解水も使えなくはないが、気持ち6倍程度の時間が掛かる。設定温度60℃に加温して8時間〜48時間とか。

それよりはリンレイウルトラハードクリーナー 油汚れ用方がよいかもしれない。 主成分は水酸化ナトリウム2.5%と水酸化カリウム0.8%。 テスト中だが今のところ問題はなさそう。

終了判定

ある程度透明になって油滴が残るような状態。 → 写真!!

処理は不可逆で、やり過ぎると後戻りできないので注意すること。

斑紋がある個体の場合、やり過ぎると斑紋が消えてしまうので注意。 早めに掬い上げる。

黒い軟弱な個体の場合、やり過ぎると丸まってしまうので注意。 丸まりそうになったら掬い上げる。

処理時間

koh処理時間

丈夫なコナジラミの蛹殻の場合 60℃設定で、1時間〜8時間ぐらい。 常温で行うと、4〜8倍程度(→要調査)。 アルカリ電解水の場合、4〜8倍程度(→要調査)。

水洗時間

注意事項

強アルカリが手に付いた場合は、すぐに水洗いすること。 特に目に入ると失明の危険があるので注意すること。

検体を強アルカリ(10%水酸化カリウム等)に浸けて加温し、 透明になるまで(1時間〜8時間ほど?)処理する。 または常温で1晩浸けてその後短時間加熱する方法もある。 または常温でもおそらく可能だが、ものによってはかなり時間が掛かる。

あらかじめ加熱処理を行った場合は処理時間をかなり短くできる(半分ぐらい?)。 針等で穴を開ける方法もある。 コナジラミでは現在やっていないがコナジラミの外皮が丈夫なため長時間KOH処理をしても大丈夫なのかもしれない。 軟弱な個体では必要になるかもしれない。

強アルカリには一般的には10%水酸化カリウムが使用されるが、水酸化ナトリウムでも良いし、 濃度は薄くても良い。 水酸化ナトリウム0.18%相当のアルカリ電解水でもできそうだが(現在テスト中)、温度を上げないと時間が掛かかりそう。

終了の判定が難しい。 特に背面と腹面が両方とも黒い検体は難しい。 先に漂白を行った方が良いかもしれない。

===== 参考文献 ===== ~~REFNOTES~~

maceration.1774291993.txt.gz · 最終更新: 2026/03/24 03:53 by Konajirami-ya